ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

手漉き和紙絵巻「鳥獣戯画」展(17日と18日・小諸市荒町の海應院) ☆新絵巻「手漉き和紙ができるまで」の公開や「手漉き和紙体験」なども

テーマ:お知らせ

【川口さんと手漉き和紙絵巻「鳥獣戯画」(レプリカ)】
【新絵巻の紙継に捺した「髙山寺」朱文長方印】
【「こもろ浪漫」QRコード】

 わしのねりプロジェクト(運営・企画屋かざあな、川口洋一さん)は17日と18日、手漉き和紙絵巻「鳥獣戯画」展を小諸市荒町の海應院で開く。
 新絵巻「手漉き和紙ができるまで」の公開や「手漉き和紙体験」などがある。
 「こもろ浪漫2025春」の一環。

 同プロジェクトは2021年から、和紙業界の課題解決に取り組み、生産不足の「手漉き和紙原料ねり(トロロアオイ)」を家庭で育て、農家や職人に届ける活動など行っている。

 新絵巻は昨年、日本の手漉き和紙技術が「ユネスコ無形文化遺産登録10周年」を迎えるのを記念して制作。
 
 同遺産の「細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)」「本美濃紙(岐阜県美濃市)」「石州半紙(島根県浜田市)」の三紙の手漉き和紙をつなぎ合わせた11mを超える巻物で、和紙の原料栽培から紙漉きの工程、流通までのストーリーを鳥獣戯画を模して描いた。

 国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる京都府の高山寺、公認のもと、川口さんが昨年夏に海應院の施設を借りて3日間かけて描いた。
 鳥獣人物戯画に使用された朱文長方印の再現も行い、同市相生町の判光堂印舗の大柄富義さんが木彫り印を制作。
 「髙山寺」と彫られた縦4・6㎝、横1・8㎝の印で、硬いつげの木を1カ月半かけ手彫り。完成した印は新絵巻の和紙の継ぎ目に捺した。

 新絵巻は昨年11月に京都で公開展示後、高山寺に奉納したところ、「もっと各地で見てもらっては」との声もあり、今展を皮切りに各地の和紙産地などで展示する予定。

 川口さんは「日本の手漉き和紙は海外から注目されている一方で、各産地の工房や職人が減少している。和紙の魅力をPRし、知ってもらうきっかけになれば」。
 「展示では新絵巻公開のほか、全国の和紙や原材料の展示、映像で各地の手漉きの仕方も見れる。飯山から内山紙の手漉き和紙職人が来て、手漉き和紙体験もあるので、若い人にも訪れてほしい」と話していた。

 展示は両日、午前11時から午後4時。
 入場料500円(高校生以下無料)。
 くわしくは「こもろ浪漫」QRコードから。