ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

レザークラフト、西尾悦子さん(76)=小諸市みゆき町= 「ものづくりで人生が豊かになった」

テーマ:ひと

 「アメリカンカービング」という手法でレザークラフトの作品制作を行う小諸市みゆき町の西尾悦子(76)さんは、長年にわたり自宅アトリエの教室をはじめ、東信各地で教室を開いている。

 アメリカンカービングは、なめした牛革に植物や動物、人物画などの図案を写し、専用のカッターで切れ込みを入れながら叩いてつぶして浮き上がらせていく手法。
図案のモチーフはアイデア次第で、染色で色を入れることもでき、平面や立体など自由に表現できる。

 20代の後半、小諸にあった教室でレザークラフトに出合い、たちまち魅力にとりつかれ夢中になった。
これまで作った作品はバッグや財布、屏風やランプなど数え切れない。

 2時間ほどでできる小物から、大作は半年から一年かけて作ることもある。
 自分の飼っていた犬や思い出をモチーフにして作ることも。皮は年季が経つと色が変化し、叩いたところが濃く出て味わいになるという。

 35歳の頃から自宅で教室を持ち始め、上田や佐久などにも教室は広がった。
 3年に一度、各教室の生徒約40人と合同で展示会を開き、平成25年の10回目まで続いた。

 現在、小諸の教室は10数人。
 青木村の教室は5人ほどが通い、それぞれ自分のペースで自由に制作。
 子どもの卒業祝いに財布を作ったり、友だちにバッグを作ったり楽しんでいる。
 生徒たちとは長年のつきあいで、友人関係。

 西尾さんは「ものづくりで人生が豊かになった。人とのつながりが一番の財産。人に支えられているという感謝と、頑張らなきゃという気持ち」と話している。