上田市の村田明子さん ★自宅の和室に「江戸時代後期のひな人形」を飾る!
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◆江戸時代後期のひな人形など
上田市常田の村田明子さん(74)は、自宅の和室に「江戸時代後期のひな人形」を飾っている。
200年以上前から村田さん宅に伝わる男びなや女びな、三人官女、右大臣、左大臣のほか箪笥などのお道具もある。
村田家は江戸時代には現在の東御市田中にあった北国街道田中宿で格式の高い料亭「藤本」を営んでいた。
尾張藩士で御殿医だった高祖父が娘の誕生祝いに藩主から拝領したと村田さんが幼いころから言い聞かされてきた「五人囃子」や「葵の紋が入った膳のお道具」もある。
子どものころは毎年ひな人形を飾り、妹らとお道具の箪笥や膳でままごと遊びをしていたという。
ひな人形一式は5月中旬以降、市立博物館に寄贈する予定。
「おひなさまは家の栄枯盛衰を見てきた。寂しい気持ちもあるが公の施設に収蔵していただき、大勢の人に見てもらえればおひなさまも幸せなのでは」と別れを惜しんでいる。