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上田市出身で会社員の上條一輝さん(31)が作家デビュー! ★小説のコンテストで(株)東京創元社の「創元ホラー長編賞」を今年1月に受賞。◆「深淵のテレパス」として出版

テーマ:上田市ニュース

【土屋市長に著書を紹介する上條さん】

 上田市出身で会社員の上條一輝さん(31)は、小説のコンテストで(株)東京創元社の「創元ホラー長編賞」を今年1月に受賞した。
 作品が「深淵のテレパス」として出版され、作家デビューを果たした。
 上田市役所を訪れて、土屋陽一市長に報告した。

 上條さんは、現在、東京都在住。
 初めて書いたホラーの長編小説で、初のコンテスト応募だった。
しかし、昨年8月の一次選考による27編。
同年10月の二次選考による5編に残り、今年1月の最終選考を経て、見事に受賞を果たした。

 小学校の頃から小説を読むのも書くのも好きだったという上條さんは「ハリー・ポッター」などの冒険ものに影響を受けて小学校3年でオマージュ作品を書くほど。

 大学では演劇サークルで脚本を書いた。
 Webメディア「オモコロ」でライターとしても活動。
 「創元ホラー長編賞」への応募の契機は、上條さんが好きな作家の澤村伊智さんが選考委員だったことから。
 澤村さんに自らの作品を読んでもらいたいと思い、ホラー小説に初めて取り組んだ。

 応募作品名は「パラ・サイコ」。
 初の応募での受賞に「いまだに信じられない、現実味がないです」と語る。

 映画会社に勤務していたこともあったほど、映画にも関心が高いことから「この作品が映画などになってくれたら、原作者として関わることができるのでは」と期待している。

 8月に出版された本の帯には、澤村伊智さんのコメントとして「ホラーとして娯楽小説として、非常に高いレベルでまとまっていた。」と記されている。

 市役所には父の大田一昭さんらと訪問。
 土屋陽一市長に著書を贈呈しながら「ホラー小説でも怖すぎず、エンターテイメントに寄っている小説なので、楽しく読んでもらえる内容だと思う。舞台が早稲田大学で『大隈大学』としているので、読んでいただけたら(土屋市長は早大卒のため)情景が浮かぶのではないかと思う」と語った。
 
 人物名に「しなの鉄道」の駅名が並ぶ場面などもあって東信地域の人が楽しめる内容もある。
 続編も執筆する方向で進んでいるという。

 「深淵のテレパス」は各書店で販売している。
 講演の依頼にも応える方針だ。