彫刻家、坂井達省さん(67)=上田市芳田= ★国際彫刻シンポに参加「水の扉」発表!
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「石は人間よりはるか以前から存在しているもの。制作していると素材の持つエネルギーを感じ、いろいろな影響を受ける。それが石の魅力だと思う」。
上田市芳田の彫刻家、坂井達省さんは今年2月10日までの約1カ月間、サウジアラビアで「調和のエネルギー」をテーマに開かれたトゥワイク国際彫刻シンポジウムに参加。
御影石で制作した「水の扉」を発表した。これは、高さ2・7m、幅2・5m、奥行き0・7mある。
シンポジウムには、世界各国の650人余が応募。
選抜された彫刻家22人が現地に滞在して制作した。
「新型コロナウイルス感染拡大」の影響で、坂井さんが海外で制作するのは2017年にイランで発表した「風の塔」以来。
各国の彫刻家仲間らと交流を深め「久しぶりに体を動かして制作し気持ちが良かった。勘が戻ってきた感じで、まだやれると確認できた」と手応えを実感する。
福岡県那珂川町(現・那珂川市)出身。
金沢美術工芸大学彫刻科卒業。
その後、フランス人作家に師事し、結婚したばかりの妻と渡仏し3年間暮らした。
帰国後は、妻の故郷上田市に移住。立科町にアトリエを構えた。
1993年にはフジ・サンケイビエンナーレ現代国際彫刻展で彫刻の森美術館賞を受賞。
1999年には、しまなみ海道彫刻コンクール石彫部門で大賞を受賞。
2000年以降は中国や台湾、フランスなど海外にも活動の幅を広げた。
「これまで自然をテーマに造り続けてきた。それは自然が自分にとって身近で、一番興味があるから。上田に住んでいるからこそだと感じる」。
妻と上田市柳町で「スタジオケイナ」を経営。
石の小物のほかニードルフェルトの動物の置物などを販売している。



