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「西部地域まちづくりの会」山﨑洋さん(72) =上田市常磐城= ★「残したい地域の歴史遺産や人々の暮らし」デジタルマップに取り組む!

テーマ:上田市ニュース

 「西部地域デジタルマップをご覧ください。私の投稿ばかりでなく小学生の自由研究も投稿されるようになりました」と呼びかける上田市常磐城の山﨑洋さん(72)。

 現在「西部地域まちづくりの会」の自然・生活環境部会で地域の魅力や課題をネットにアップ。
地域づくりに生かす「みんなでつくる西部地域デジタルマップ」の制作に取り組んでいる。

 デジタルマップは、気になるスポット、祭り・イベント、地域活動の記録、蚕種の郷など27のカテゴリーを設け、各自治会の特色を載せている。
 デジタルマップを介して知り合った「ゆうすげと蝶の里」や「塩尻小学校」、小学校の学習を支援する長大生からは「活動を続けるエネルギーをもらっている」という。

 上田市立第二中学校の校長を退職後、同市教育委員会に勤務。
 体調を崩し、退職。
 リハビリとして同市上塩尻まで足を延ばしたとき、山の斜面に石積みが幾重にも重なっているのを見つけた。
それは「蚕種の郷」を支えた桑畑の跡だった。
在職中にも中学の社会科授業で養蚕、製糸業が日本の近代化を支えたこと、世界恐慌によって農家の生活を支えてきた養蚕業が大打撃を受けたことなどを教えていた。
しかし、上塩尻が日本一の蚕種の郷と認識できたのは、学校に寄贈された「蚕種家―清水金左衛門のはるかな旅路(清水たか著)」だった。

 散歩で蚕種の郷と出会った同じころ「西部地域まちづくりの会」に誘われ入会。デジタルマップに出会った。
 「デジタルマップを使って地域内外に『蚕種の郷』の歴史的な価値を知ってもらえたら」と現地を見て、話を聞き、写真を撮り始める活動を始めた。

 デジタルマップに山﨑さんがアップした写真は、どんど焼きなど地域の行事や北国街道の街並み。
太郎山山系の山城、蚕種製造民家など160枚を超えた。

 大切な歴史遺産である北国街道の屋並みや蚕種の建造物もわずかになってしまっている。
 「ここにしかない蚕種の歴史遺産を伝え続けることができるよう今後も取り組みたい」。