㈱ミマキエンジニアリング=東御市滋野乙= 池田和明社長(47) 「TA市場向け大きく伸びる」
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産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手がける㈱ミマキエンジニアリング(本社・東御市滋野乙)は、独自技術で、自社ブランド製品を世界に供給する開発型企業。
印刷工程の「省人化」や「サスティナビリティ」に貢献する新製品や技術を発表。
特に「TA(テキスタイル・アパレル)」市場向けを大きく伸ばした。
池田和明社長(47)に聞いた。
―能登半島地震の被災地支援
避難生活をされている方へ簡易トイレキットの物資支援を行った。
ユーザーさんで倒壊に近いところが6軒くらいあり、中古品を持っていって仕事が再開できるように支援したり、災害時の無償修理対応なども行っている。
―今期の業績振り返り
2024年3月期の業績予想は、売上髙が768億円で前期比8・8%増で成長を維持。
新製品のパワーで堅調に伸びている。
エリア別では、欧州で景気の影響もあり販売の伸びが少し厳しい。
アジアは各国でばらつきがあるものの全般的に成長している。
市場別では、SG(看板など)市場やIP(工業用途)市場向けが伸びてはいるが伸び率は鈍化。
TA市場向けは大きく伸びた。
昨年4月に発売したMimaki初のDTF(Direct To Film)プリンタが特に北米で爆発的に売れ生産が追いつかないほど。
―「MimakiV10」の進捗
25年度を目標に営業利益率10%を達成する中長期成長戦略で、今期は6・3%の見通し。
半導体など原材料の原価髙があり、前期に比べ伸び率は落ちたものの順調にきている。
今期も6製品をリリースし、新製品がある程度の率で当たっているのが効いている。
―今期発表した新製品や技術
特に今期は、省人化していくというところをプリンタとシステムでしっかり追求。
DTFプリンタは他の印刷方式に比べ省人化に貢献。
昨年12月国内で販売開始したアームロボ導入プリント自動化パッケージシステムはオペレーターの作業時間を90%削減した。
昨年6月ミラノで開催のITMAに出展した技術「ネオクロマト・プロセス」は、昇華転写などでプリントされたポリエステルの生地や服から色をきれいに取り除き、生地を再利用する技術。 脱色後の生地にすぐにプリントや染色ができ、色柄の変更が何度でもできるようになった。
繊維市場における廃棄物の削減やサステナビリティへの期待から注目度が高く、来期の製品化を目指している。
―今年の抱負
来期スローガンは「進化する」。
V10中長期成長戦略の仕上げに向かって、売り上げも利益も堅調に推移しているので、ここでしっかり次のミマキに生まれ変わっていくところを1年やっていきたい。
新製品の方も春と秋にしっかり出したい。
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▽会社概要
1975年設立。
資本金43億5700万円。
従業員数は連結2057人、単体862人
※2023年9月末



