歴史ある町並みを”ひな人形”などで彩る「第20回 北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」( 3月10日まで・小諸市本町の「北国街道ほんまち町屋館」を主会場)
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歴史ある町並みをひな人形などで彩る「第20回北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」が3月10日まで、小諸市本町の「北国街道ほんまち町屋館」を主会場に開いている。
小諸市本町周辺の女性有志を中心とした実行委員会としては最後の開催となる。
桃の節句に合わせて、北国街道小諸宿の数々の商家や民家に、古びなやつるしびななどが展示されるイベント。
2005年から「コロナ禍」の1年を除き毎年開催してきた。
町屋館には、小諸宿の家々から借りたものや、実行委に寄贈されたものなど、約500体のひな人形を展示。
江戸時代の歴史ある人形や、昭和後期の少し豪勢なセットなど、さまざまな人形が並ぶ。
入口付近の天井には地元住民が手作りしたつるしびなを吊り下げ、空間全体がひな祭りの雰囲気となっている。
ひな人形のほかにも多くの展示や体験が行われる。
小諸駅隣のせせらぎの丘をはじめとした会場付近の木々には、古い着物や布をほどいて手作りした花が飾られている。
「小諸宿の華畑」として10年ほど続くイベントという。
ゆもと京都屋2階では、千曲市の竹内春子さんが制作した和布パッチワークを展示。
小諸市出身の日本画家、白鳥映雪(1912─2007)の人物画を題材とした作品など、数多くの作品が並んでいる。
このほか期間中、町屋館、与良館、相生町、大手、市町、荒町、与良などで展示やイベント、各種販売が行われる。
詳しい内容は町屋館ホームページや市内各地で配布されているチラシなどで確認できる。
https://machiyakan.com/
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実行委員長の依田さおりさんによると、お人形さんめぐりは当初、町屋館にひな人形を飾る小さな催しとして始まった。
その後、本町のおかみさんらがつるし飾りを制作し展示する活動も始まりにぎやかになった。
さらに補助金などを活用して規模を広げ、多くの地域住民が協力する集客イベントに発展。
100軒以上が展示などを行っていた時期もあったという。
発展と共に知名度も上がり、県内外から多くの人が訪れた。
街中に、買い物時に渡された懐古園の絵のレジ袋を持って歩く人があふれたこともあったという。
風物詩といえるイベントに育つ一方で、生活環境が変わった若い世代に、引き継ぐことはできなかった。
そして、現在の実行委メンバーだけでは、開催準備やひな人形の保管が難しくなり、この実行委として開催するお人形さんめぐりは今回が最後と決まった。
ただし、イベント終了を惜しむ声があり、引き継ぎを検討する組織などもあるため「今後も何らかのかたちで継続される可能性」がある。
また、来年以降も町屋館での小規模なひな人形展示や、その後の五月人形展示は行う予定。
依田さんは「これまで続けてこられたのは、古いおひな様や手作りのつるし飾りを貸してくださった方々や、協力してくださった方々のおかげ。本当にたくさんの人に訪れていただいた。実行委員会も、皆様に感動してもらえるように頑張ってきた」と振り返る。また「非日常な雰囲気に包まれるイベントで、あまりない体験になると思うので、ぜひ足を運んでもらえれば」と話した。



