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長野県上田地域振興局、上小の林業課題調査研究チーム、上小林業振興会、上小林業認証協議会が「報告会」を行う!

テーマ:上田市ニュース

【オンラインも含めて行われた調査研究報告会】

 長野県上田地域振興局、上小の林業課題調査研究チーム、上小林業振興会、上小林業認証協議会は「報告会」を、上田合同庁舎で行った。
 森林づくりを産官学連携で進める「にぎやかな森プロジェクト」による令和5年度の活動、調査研究の成果や、今後の課題などについて報告した。

 報告会は、令和2年度から4回目。
 今回は11の調査報告などがあった。

 冒頭は上田地域振興局の斉藤方彦さんが「にぎやかな森プロジェクト」について
 ・林業課題調査・研究チームを立ち上げて中長期的な課題解決に取り組む学びの場の確立
 ・地元企業なども協力するネットワークづくりと活動維持の仕組みづくり
 ・国際的な基準で持続的な森林経営や環境保全などを行う森林として認められるSGEC認証森林の活性化させる
    ー4つの成果が出ているとした。

 課題としては、対外的な情報発信、カラマツ天然更新、カラマツ丸太の強い強度を生かした高付加価値化、調査時間の確保ーなど。

 筑波大学山岳科学センターの田中健太准教授は動画で研究を報告。
 人工林の成熟期から木材が収穫時期を迎えている。
主伐再造林を行うことによる生物多様性の調査について、伐採を行うことで草原性植物種数が上がる傾向がある。
伐採区域で植物相が豊かになる効果が期待されるとした。

 昆虫相では、伐採で既存の昆虫には悪影響があったとした。
ただ、伐採直後のため、今後は新たな昆虫の進入が起きる可能性があるとした。
10年ごとに伐採地ができることで、近年急速に失われている草原の代替機能を果たせる可能性がある。
その変化を調査し、林業と生物多様性の両立のため「見える化」を図るとした。

 ほか、天然更新のカラマツ、ヒノキの3年間の調査結果。カラマツ再造林の取り組み。カラマツ丸太材の強度試験。
 ーなど、さまざま調査研究報告があり、課題に対する考察がなされた。