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スキー客が「コロナ前」を上回る!ニーズに応えられない「二次交通確保」が課題に。★上小地域観光戦略会議

テーマ:上田市ニュース

【上小地域観光戦略会議の会合】

 上田地域振興局長が座長で民間や行政などの観光関係者が出席する「上小地域観光戦略会議」が、上田合同庁舎で開かれた。
 スキー場の利用客が「コロナ禍前」を上回るなど観光需要が回復傾向にある。
一方で「菅平高原の夏合宿期の宿泊需要」や「ワイン関連の二次交通需要」など、ニーズに対応しきれていない課題も話題となった。

 同戦略会議は平成20年度に設置。
平成30年度からしばらく休会していたが、昨年度から再開。
 情報共有や観光動向の分析、観光需要の回復に向け「上田地域食材活用分科会」と「サイクルツーリズム分会会」を設け、今後の観光地づくりに向けて意見交換を行った。
 その他、観光キャンペーン、道の駅の連携促進会議、観光地での人流データ分析、ワイン産業の振興などに取り組んだ。

 座長の柳沢由里局長は「上田地域は令和元年に約725万人だった観光地利用者数は、コロナ禍で400万人台まで落ち込んだが、令和5年は約647万人、コロナ前の約9割まで回復。この会議で関係する皆さんの連携強化が図られるよう、有意義な意見交換ができる場にしたい」とあいさつ。

 観光動向では、上田地域の観光消費額が令和5年の速報値で150億5900万円。
「コロナ禍」の令和3年は70億円余だったことから倍以上になり、平成29年と同じレベルとなった。
 ただし、平成3年は258億円だったことから全体として減少傾向となっている。

◆市町村別で「観光消費額」の令和元年と5年の比較は
 上田市が102億円余から94億円余
 東御市が21億円余から24億円余
 長和町が17億円余から24億円余
 青木村が5億円余から6億円余

 上田市を除いて伸びており、湯の丸高原、美ヶ原高原、田沢温泉の伸びが目立つ。
 スキー場利用者は、令和5年から6年シーズンが上田地域全体で51万人余、平成30年から31年シーズンの49万人余を上回る結果となった。

 外国人宿泊者は令和4年で上田地域が3900人余。
 国別では中国、アメリカ、韓国、カナダ、オーストラリアが目立つ。

 令和6年度、同会議の取り組みでは、道の駅の周遊促進、インバウンドの促進、ワイン産業の振興などの事業や、分科会の食材活用で「生産者ツアー」。「サイクルツーリズム」で、上田市街の散策ツアーなどの検討を行う。

◆参加者の意見交換では
 ・自前のマイクロバスなどを手放した温泉旅館が多いことから「公共交通の充実を求める声」。
 ・「物価高で金銭的に苦しい修学旅行から料金的に厳しい内容を求められること」
 ・「菅平高原の夏合宿期に保護者らの来訪に応えるな宿泊施設が不足していることや土産品の不足」
 ・「ワインツーリズムに必要なタクシーなどの交通が不足している}        ーことなどの話題が出た。