小諸市が「重伝建地区選定」に向けた取組「所有者との合意形成、慎重に」!★<小諸市議会6月定例会・一般質問>2024
テーマ:小諸市ニュース

小諸市議会6月定例会は20、21日、2日目と3日目の一般質問を行った。
13議員が質問した。
◆小林一彦議員は、北国街道を活用した面的な観光戦略と、その実践について、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)選定に向けた取組を確認。北国街道沿いのエリアのブランド化を進め、保存と活用を図る上で最も有効な策は、重伝建地区の選定を受けることという考えで質問した。
◇ 小泉俊博市長は「現在、旧小諸本陣周辺について文化・観光交流拠点化としてエリアのブランド化を進めているが、北国街道沿いの本町エリアとも相互に連携しながら相乗効果を図ることを検討している」と前置き。
そして「保存と活用を図る方法のひとつとして重伝建があるが、それ以外にもいくつかの方法が考えられる。この地区では20年ほど前に、国土交通省の街なみ環境整備事業を活用して建物や通りの整備を行っている。重伝建は半永久的な制度であり、他の施策や後世の土地利用に大きく影響する。建物を維持できないという一部の所有者の声もあるため、所有者の皆さんの考えを聞きながら、どう保存しどう活用していくのか、どの方向が今後のまちづくりに適しているか検討を重ね、所有者皆さんと行政の合意形成については慎重に進めていきたい」と述べた。
政策判断は、住民の重伝建制度に対する理解を深めたうえで、地元住民の合意形成の状況を加味して検討していく。
◆土屋さつき議員は、DXによる情報発信と、市街地などを周回するスマートカートeggによる新交通サービスについて質問。成果や今後の利用促進について質すとともに、高齢者などの日常の移動手段としての活用も提案した。
◇市側の答弁によると、令和4年度からDXによる電子チケット発券、MaaSサービス、イベント情報発信、地図検索機能などにアクセスできるLINE公式アカウント「信州こもろ・こまーす」を導入。登録者は着実に増えており、今年の6月時点で約4500人。登録者の内訳は約3割が小諸市内、約2割が近隣の市町、約3割が首都圏、約2割がその他。
情報発信数は4月と5月ともに20件で、内容はイベントや講座、公共交通情報、新規出店など。
昨年度は4月から12月で127件を発信し、情報開封率は55・5%、詳細情報を見るクリック率は20・6%で、高いと言える数字だった。
スマートカートeggは、令和3年度秋から試験的な運行を開始。
令和4年度からは「信州こもろ・こまーす」を使ったMaaS交通社会実験として実施。
利用者からは「楽しく街めぐりができた」「運転手のガイドが良かった」「いろいろな店や街並みを見ることができて良かった」などの好意的な感想があった。
今年度は、街なかの二次的交通としての実装に向けた運行を行っている。
システム改修で「呼び出し機能」を追加し、利用方法の幅が広まった。
昨年度までの評価としては、街なかの回遊や滞在促進に効果があるとし、観光振興につながるという考えを示した。
日常の移動手段としての利用は、収益性などを考慮すると直ちに実装することは難しいが、今後の検討事項とした。
◆このほかの質問は
▽青木春美議員は、農業振興、救急車の適正利用、警鐘楼(火の見やぐら)の今後の在り方
▽土屋利江議員は、犯罪被害者等支援条例、1カ月児及び5歳児健康診査支援事業の取組、ヤングケアラー支援
▽髙橋公議員は、ゼロカーボンシティ計画の取組について経過や今後、国の補助対象事業の詳細、公用車・コミュニティバス・デマンドタクシーのEV化
▽田中寿光議員は、脱炭素先行地域について「事業推進体制」。「ゼロカーボン推進室」の役割と機能。小諸市公共施設等総合管理計画について
▽山浦利夫議員は、小諸市公共施設等総合管理計画、学校再編により廃校となる学校施設の跡地利用、中山間地域農業振興の取組
▽楚山伸二議員は「市長公約(人口自然増への挑戦)」の実現のために国や県、住民や職員に求めること。食料・農業・農村基本法の改定に関連して、小諸市農政の課題と展望。平時あるいは非常時における国及び地方自治体のリーダーシップの在り方
▽清水みき枝議員は、地域医療体制整備事業、高齢者保護支援事業、看護師不足や介護士不足、児童発達支援事業
▽小林哲子議員は、小諸市手話言語条例、障がい者の日用品補助、地域の宝や地域の資源を有効活用し活気ある豊かなまち
▽小林重太郎議員は、「子どもの権利条約」と「こども基本法」などを背景とした子ども政策の充実と課題、「こども基本法」(2023年施行)を受けての小諸市の対応
▽田邉久夫議員は、現在推進しているコンパクトシティとDXの進捗状況、人口減少に対する若年層への対策として結婚しやすい小諸市になること。「高齢者に対する支援(ごみ出し・介護弱者」など)
▽早川聖議員は、南城森の保育園の充実、強化。 保育園周辺、特に駐車場の階段などの整備の改善、 児童館の充実、強化─など。



