上田市別所温泉の「国選択無形民俗文化財」で「岳の幟」が行われる!500年以上続く雨乞い祭り
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上田市別所温泉の保存会・祭事実行委員会は14日、国選択無形民俗文化財で500年以上続く雨乞い祭り「岳の幟」を同温泉街や別所神社で行った。
7月15日に一番近い日曜日に毎年行われており、今回で521回目。
地元住民らの行列が、長さ約5mの青竹に色とりどりの布を取り付けた幟を掲げ練り歩く珍しい祭り。
また、別所神社や上手地区など5カ所で地元児童の花笠童女による「ささら舞」、地元継承団体による「三頭獅子」が奉納される。
今年は、地元住民や大学生・高校生らが50本から60本の幟を掲げて行列を作った。
朝から雨模様で、上手地区で最初の舞い奉納が終わり下り始めると雨が強まり、幟は水を含んで重さを増した。
行列は9時ごろ、2カ所目の舞いの奉納がある石湯前に到着。
約40人の花笠童女が可愛らしく、三頭獅子が勇壮に舞いを披露し、多くの人が見物していた。
この後さらに雨が強まり、土砂降りとなった。
行列は予定通りの順路を進んだが、舞いは1カ所を中止して全4回カ所の奉納となった。
保存会長の松﨑良人さんは「ここまで雨が降った記憶はない。皆さんにご苦労かけたが、無事に行事を終えることができて良かった」と話した。
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岳の幟は、大干ばつとなった1504年(永正元年)同元年に始まったと伝わる。
この時、村人は村の西にある夫神岳の神様に雨乞いの祈願をしたところ、恵の雨が降ったという。
村人はお礼として、山頂に祠を建てて九頭竜神を祀った。
そして、各家で織った布を奉納し感謝と祈願したことが、祭りの起こりとなった。
祭り当日は、夜明前に夫神岳に登り、日の出と共に九頭竜神の石祠に布と神酒を供え、郷中の安全と五穀豊饒を祈る。その後、上手地区でささら舞と獅子の一行が合流する。
岳の幟とあわせて、前日には別所温泉祇園祭が行われている。



