企画展「草の者・お江と『真田太平記』」(10月20日まで・上田市の池波正太郎真田太平記館) ☆「女忍びのお江」にスポットを当てる。 ◆池波正太郎が揮毫した真田氏記念公園「真田氏発祥の郷」石碑の「自筆文字原稿」が発見、特別展示。
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上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は、企画展「草の者・お江と『真田太平記』」を開いている。
池波の代表作「真田太平記」は1974年1月から9年間にわたり「週刊朝日」に連載。
今年で連載開始から「50周年」を迎える。
真田昌幸、幸村、信之父子の活躍を主軸に激動の戦国末期を描く。
この物語の全編に登場する「女忍びのお江」にスポットを当て、風間完が描いた挿絵21点に引用文を添えて展示した。
「明日は、お前、死ぬる身じゃな」。物語はお江のこの言葉から始まる。
真田家に忠誠を尽くし、希有な体力と知謀によって任務を遂行する冷徹な姿の一方で、情が深く艶麗な魅力を放つ魅力的なキャラクターとして描かれている。
同館学芸員の竹内美鈴さんは「お江は女忍びとしての強さだけでなく、少女のような繊細な部分もかいま見える。真田一族とは明と暗、陰と陽のような存在で、物語を背後から支えた影の主人公といえる。お江の目線から改めて小説を読めば、また違う発見があるのでは」と話す。
「真田太平記」第122回「佐平次の子(三)」の自筆原稿20枚を、4回に分けて展示している。
10月20日まで。
開館時間は午前10時から午後6時まで。
水曜日休館。
入館料一般400円。
(電話)0268・28・7100(同館)

池波正太郎が揮毫した上田市真田町本原の真田氏記念公園にある「真田氏発祥の郷」の石碑の「自筆文字原稿」が、このほど新たに発見された。
企画展の開催期間中は展示室に「特別展示」している。
石碑は1983年に合併前の真田町が町制発足25周年と国道144号バイパス完成、上田城築城400年を記念して設置した。
当時の真田町教育長の教え子に、池波と親交の深かった益子輝之さんがいたことから、益子さんを通じて揮毫を依頼したという。
自筆文字原稿はこれまで所在が不明だったが、6月に市真田地域教育事務所の保管資料の中から発見された。
およそ15㎝四方の紙に、1字ずつ墨書して薄紙で包まれた状態で封筒に入っていたという。
山口明海館長は「『真田太平記』50周年のタイミングで見つかったことは大きな喜び。上田市にとっても貴重な資料なので、今後も節目ごとに公開したい」と話す。



