「山本鼎版画大賞展」2024(17日まで・上田市立美術館企画展示室)
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ーハシビロコウー」】



「創作版画」を創始した上田市ゆかりの芸術家、山本鼎(1882ー1946)の精神を受け継ぐ全国公募の「山本鼎版画大賞展」が上田市天神3の市立美術館企画展示室で開かれている。
3年に1度のトリエンナーレ形式で開催しており、第9回となる今展には35都道府県の20代から80代という幅広い年代から271点の応募があった。
大賞を受賞した武蔵野美術大学大学院生、張雨倫さん(東京都)の「88512963」(銅版、モノタイプ)をはじめとする入賞、入選作品157点を一堂に展示した。
東信ジャーナル社関係分では立岩和紙賞に池内通子さん(上田市)の「なぜ生きるーハシビロコウー」(ウォータレス・リトグラフ)、アワガミファクトリー賞に宮澤佐保さん(同)の「家の記憶」(シルクスクリーン)が選ばれた。
会場を訪れた上田市中央4の甲田幹夫さん(75)は「立体的な作品もあり不思議な感じ。
さまざまな手法があり、これも版画かという発見がある」と熱心に鑑賞していた。
今回初めて協賛した㈱マウント長和信州立岩和紙の里が取り組む立岩和紙に関する特別展示は2階プロムナード。
長和町に約300年前から伝わる立岩和紙の歴史や保存会の活動内容を紹介したほか、和紙製作の工程を写真で展示した。
長和町の地域おこし協力隊、佐々木駿さん(35)によるブドウやトマトの皮などを使った和紙もあり、新たな試みを知ることができる。
第1回から8回までの歴代大賞作品は常設展示室に展示している。
同館学芸員の大塚菜々美さん(29)は「技法が多彩で、これまで知らなかった版画の世界に出合えるのでは。じっくりと鑑賞して自分のお気に入りを見つけていただきたい」と来館を呼びかける。
17日まで。
観覧料一般500円。
火曜休館。
展示時間は午前9時から午後5時。
(電話)0268・27・2300



