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上田市の長小学校が「さすまた」の使い方を学ぶ「防犯講習会」を行う! ☆不審者が校内に侵入して児童などを守る事態に備える

テーマ:上田市ニュース

【新型のさすまたを使った訓練】

 上田市の長小学校(西澤直記校長)は「さすまた」の使い方を学ぶ「防犯講習会」を体育館で行った。
 同講習会は、不審者が校内に侵入して児童などを守る事態に備えるもの。

 長小の教職員だけでなく、地域の民生委員、児童委員らも参加した。
 講師は、東御市交番所長も務めた元警察官で長野市の原明徳さん。
 原さんは、命を守る活動として、防犯防災グッズ販売の「Mクリエイト」を立ち上げた。
襲われた側だけでなく犯人の身を守る新型のさすまたを開発し、各地で講習会を行っている。

 元警察官の上田市民生委員・児童委員で、上田市八木沢の伊藤重喜さんも講師側として、原さんが解説に加わった。
 伊藤さんと原さんは警察官時代からの知人で、伊藤さんは原さんの活動に以前から協力している。
 原さんは大阪・池田小学校の児童・教職員殺傷事件を例に出しながら、110番通報しても警察官が到着するまで時間がかかる。
その間に児童が襲われる事態になったら守る必要がある。
これらのことから、定期的な「訓練」や「日常からの心構え」の必要性を語った。

 新型の「さすまた」は、相手の胴体に向けて押し付けると、自動的に体を包むようにして拘束できるもの。
暗い時に役立つライトや、防犯ブザーもついている。
 従来からの「さすまた」だと、階段の上などで使用すると、犯人を突き落として死傷させる可能性もある。
胴体付近を拘束することで犯人も守るという。
 また、従来のさすまたでは、犯人に奪われた場合に犯人の凶器となる。
しかし、新型の場合は拘束状態が続くため、手を離して犯人が暴れたとしても逃げることが可能になるという。

 講習では原さんと伊藤さんによる実演。
従来のさすまたなどと組み合わせることで、より効果的に犯人を押さえつけられる方法も指導。

 女性職員も含めて参加者は実際に柔道着の原さんを相手に新型さすまたを使用し、原さんを倒して抑え込むことができることを体験した。

 長小で原さんがさすまたの訓練を行ったのは10年ぶり。
 寄贈で新型のさすまたがあるものの、現在勤務する職員は使ったことがなかったため、防犯意識を高める機会となった。

 原さんは、ほかの学校でも”命を守る取り組みの必要性”を訴えている。

 西澤校長は「子どもがいる場所に不審者が入ってきた場合、警察官が来るまでさすたまなどを使って対処する時は、複数人に教職員で対処することが必要。新型のさすまたは従来と比べて効果を感じた」と話していた。