<上田市議会12月定例会・一般質問>2024 ★水道事業広域化に質問が集中!
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12月上田市議会定例会は4日、一般質問の最終日で6議員が質問を行った。
◆松尾卓議員は、交付金の活用の事例を示しながら小中学校の体育館へ早期のエアコン設置を求めて質問。
◇酒井秀樹・教育長は「体育館へのエアコン設置は全国、県内でも進んでいない。上田市でもエアコンが設置されている体育館はないが、まずは特別教室への設置が優先。国庫補助率が拡大されたが、断熱改修工事も必要なため、多額の費用と時間を要する。体育館本体の建て替えや全面改修工事と合わせ、断熱性能を確保した上で、エアコンを設置する長期的な対策を検討することが必要。しかし災害時の避難所になっていることから、関係部署とも連携して検討。国の動きに注視して考えたい」。
◆宮下省二議員は、子どものスポーツ活動に関連し、中学校部活動の地域移行の進め方、市スポーツ協会との連携、事務局の設置について質問。
◇酒井教育長は「上田市地域クラブ活動推進協議会による協議が現在行われ、準備を進めている。地域移行の推進計画を今月開催の協議会に再度示し、上田市の目指す方向性、方針を早急に決定する。市の方針がまとまり次第、校長会や中学校の教職員、保護者に説明し、協力依頼を行いたい。運用する中でさまざまな課題が生じると思われるが、その都度、協議会に諮り、関係団体とも連携し、地域移行を着実に進めたい。市スポーツ協会との連携は欠かせない。さまざまな意見をうかがっており、教育委員会の考えを整理し、改めて懇談して具体的な動きに移したい。着実に進めるため事務局の設置に向けて市長部局と協議を行っている」。協議会の回数が少なく、遅れていることに対して陳謝する場面もあった。
◆石合祐太議員は、不登校の増加要因、支援するスクールソーシャルワーカーの体制強化などについて質問。
◇酒井教育長は「不登校児童生徒が増えている状況は大きな教育課題で、対策や支援充実を講じる必要がある。特に小学校低学年で増加傾向にあり、要因として大きく環境が変化する時期で、保護者と離れる強い不安、学校だけが学びの場ではない意識から欠席への抵抗感がなくなってきたなど、社会的背景もある。これらは要因であり、原因ではない。原因は千差万別というより、ひとつでなく複雑に絡み合っているのがほとんどで、本人自身も分からないと感じる。スクールソーシャルワーカーは今年度、県と市で5人が支援にあたり、11月26日現在、98人の支援を行っている。児童生徒や保護者との関係を構築しながら支援方法を探り、市の担当、医療機関、NPO法人と連携を取りながら支援を行っている。地域にある資源をつなぎながら解決の方向を探ることが必要で、一人ひとりの状況に応じて地域資源を活用するコーディネーターの役割が重要で、スクールソーシャルワーカーにそのコーディネーター役が期待され、体制強化を図る必要がある」。
◆井澤毅議員は市と長野市、千曲市、坂城町、県企業局による上田長野地域水道事業広域化の取り組みについて、あまりにも拙速で一方的な進め方だとし、企業団に引き継がれることになる水利権をどう守るのかと質問。
◇土屋陽一市長は「地域の宝であるつちや水源の水を使わせていただけるようになったのは地元や関係者の皆さまの英断。設立される企業団に構成団体の代表者による運営協議会を設置することで、将来にわたり水源の取り扱いといった重要な事柄に対しては市の意向を十分に反映できる体制を構築する」。
◆古市順子議員は12月に市内9会場で開く水道事業広域化に関する市民説明会について質問。
◇宮島裕一・上下水道局長は「水道料金の状況や財政シミュレーションなど分かりやすさに配慮した資料を作成していねいに説明していきたい。今後の水道事業の方向性を決定するにあたり、より多くの市民の皆さまからご意見をいただくため周知に努めている。意見や要望などについては他の構成団体との協議や市の方向性の判断に生かしていく」。
◆佐藤論征議員は、水道事業広域化で、全国で問題となっている有機フッ素化合物に対応する長野市の状況と広域化した場合の費用負担、このまま単独経営で水道事業を行った場合と、広域化した場合の違いを質問。
◇宮島上下水道局長は、有機フッ素化合物について、長野市川合新田水源で基準を上回った2つの井戸から取水を停止したなどの経緯を説明しながら、まだ対応策が長野市で決まっていないことから広域化の場合も判断できないとし、国補助の対策費で一般会計から繰り出しする場合に、長野市以外の一般会計も影響するかどうかについては、これからの協議事項とした。
★単独経営のままと、広域化した場合の違いとして
▽塩田地域・小泉・仁古田地区の市営水道からの給水―広域化すると染屋浄水場から給水できるが、単独経営だと連絡管整備は実施できない(染屋からは給水できない)
▽染屋浄水場の耐震化など―単独経営でも計画的に取り組むが利用できる補助が少なく時間がかかる。広域化すると有利な補助を活用して事業を進められる
▽滝の入水源の整備―単独経営でも実施するが補助対象外のため時間がかかる。広域化すると有利な補助を活用して事業を進められる
▽管路耐震化などの整備―単独経営でも実施するが限られた財源のため、広域化並みに高めるのは困難。
◇ ◇
「水道事業市民説明会」は5日から始まる。
6日午後7時から武石公民館。
8日午後2時から塩田公民館。
11日午後7時から川西公民館。
13日午後7時から西部公民館。
18日午後7時から真田中央公民館。
19日午後7時から上野が丘公民館。
22日は午前10時から丸子文化会館と、午後2時から中央公民館。



