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上田市の西小学校の児童が「真綿作り」を体験! ☆信州大学繊維学部構内の「真綿・蚕糸館」で

テーマ:上田市ニュース

【「けっこう力が必要」と木枠に繭を広げて真綿を作る】
【真綿と羊毛、木綿の手触りを比較する児童(資料館)】

 上田市常磐城の市立西小学校6年2組の児童29人は、信州大学繊維学部構内の「真綿・蚕糸館」で「真綿作り」を体験した。

 児童は同学部の技術職員、伊藤隆さん(49)らに教わりながら繭を湯に浸けてサナギを取りだし、四角い木の枠を使って引き伸ばす「角真綿」作りに挑戦。
 「繭をトントントンと叩くと穴が広がってサナギが出てきます」などと説明を受けて慎重に作業した。
 同学部で飼育し、重曹を入れた湯で1時間ほどゆでた「煮繭(しゃけん)」を使用した。

 同クラスは前年度に蚕を飼って、糸取りなどを体験し、今年度は市内の常田館製糸場や上田紬の工房などで体験学習を行った。
 この日は、より幅広く養蚕に触れようと同学部を訪問。
 「貯繭(ちょけん)庫」として使われていた「建物(国登録有形文化財)」を整備した資料館も見学し養蚕の歴史を学んだ。

 千野色華(いろは)さんは「虫が苦手なのでサナギに抵抗はあったけれど、蚕の命をいただいていると感謝しながらやりました」。

 柳澤朋弥さんは「繭を伸ばすのが固くて大変だった。でも養蚕がこれからも続き、繭を使っていろいろなものを作り出せればいい」。

 桑原立樹さんは「上田ってすごいとみんなに知らせたい」と目を輝かせた。

 担任の原田凌輔教諭(24)は「蚕都上田に育つ子どもたちが上田の魅力を知って、伝えられるようになってほしい」と期待する。

「けっこう力が必要」と木枠に繭を広げて真綿を作る
真綿と羊毛、木綿の手触りを比較する児童(資料館)