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上田市が半分余を出資する「(株)サントエナジーうえだ」が「住民説明会」を繰り返し行う!  ☆個人住宅などに太陽光発電設備を導入する「0円ソーラーモデル」などを推進するため ☆希望者が具体的に設置を検討する「個別相談会」を初めて塩田公民館で開いた。

テーマ:上田市ニュース

【初めて行われた個別相談会】
【住民説明会】
【住宅の屋根に設置されている太陽光パネル】

 上田市が半分余を出資する(株)サントエナジーうえだは、個人住宅などに太陽光発電設備を導入する「0円ソーラーモデル」などを推進するため「住民説明会」を繰り返し行っている。
 希望者が具体的に設置を検討する「個別相談会」を初めて塩田公民館で開いた。
 国内外から注目される上田市の「別所線鉄道ゼロカーボン運行」と「沿線地域のゼロカーボンを推進」する取り組み。

 この事業は国から選定された「脱炭素先行地域」による事業資金が投入される地域にとって有利な事業。
 2050年、カーボンニュートラルに向けて、2030年までに「民生部門(家庭部門及び業務その他部門)」の電力消費に伴う「CO2排出の実質ゼロ」を実現するとともに、運輸部門や熱利用などの温室効果ガス排出削減についても、地域特性に応じて実現することを目指す。

 「0円ソーラーモデル」など、ゼロカーボンを推進する事業が利用できるのは、上田市の脱炭素先行地域になっている別所線沿線エリア。
下之郷、東五加、下本郷、中野、上本郷、十人の6自治会約2200世帯。

 住民説明会は、昨年夏から各自治会2回ずつ行ってきた。
 事業資金の融資の調整から、新たな金融機関にも協力してもらうなど具体的に工事を行う目途ができ、個別相談会の実施につながった。

 この事業で住宅などに設置する太陽光発電装置は、サントエナジーうえだの所有物として設置するため、建物改修を行わない限り、初期費用がかからない「0円」の工事になる。

 契約期間は設置後15年。
 発電した電気は、その住宅などで安価で利用できるため、自家消費するほど電気代が安くなり、契約期間15年後には設備は無償譲渡される。※設備更新や撤去は契約者の負担。
 設備導入の条件は、戸建住宅や店舗、太陽光発電装置がまだ設置されていないこと、新耐震基準で建てられた住宅、電力契約をサントエナジーうえだと行うなど。

 発電と合わせて省エネも推進する事業のため、オプションとして、発電して使用しない電気をためる蓄電池のリースや、省エネ機器してエアコン、LED照明、再エネを使った給湯器・エコキュートのリースも行う。
 契約期間が満了すると無償譲渡される。
 「太陽光発電装置」の導入と共に、リース機器の組み合わせも勧めている。

 太陽光発電装置をつけるだけでなく「サントエナジーうえだ」と電気の契約を切り替える参加方法もある。

 屋根を貸してもらえれば、現在よりも安く電気が使え、その一部が別所線を動かす電気になる可能性もあることから、説明会などに参加すれば興味を持つ人が多い。
 いかにこの事業について知ってもらうことが課題になっている。

 個別相談会の前にも住民説明会を行い、個別相談会は事前申し込みで20世帯が申し込んだが、住民説明会の出席者も個別相談に参加。
 個別相談では、どの場所に太陽光発電装置を設置できるかの検討や、リース機器についての質問など、熱心に設置について話し合っていた。

 個別相談会に参加者の男性は「住宅が南向きの屋根で、取り付けられる場所は多いと思う。2人住まいで、以前から太陽光発電には興味があった。この事業で取り付けられればラッキーだ」。

 家族が説明会で話を聞き、自身の説明会参加は今回初だった女性は「以前から上田は晴天率が良いといわれ、太陽光発電には興味があったが、資金がかかるので踏み切れずにいたが、この機会があれば参加したい。自宅は別所線の駅の近くなので、別所線は存続してもらいしたいし、それが支援できる。上田がこの事業で有名になってくれたら嬉しい」と話していた。

 設置希望者は今後、仮申し込みをした上で、4月以降に工事事業者が現地を確認、設置するパネルの数などを決め、正式に設置に向けての契約を行う。

 令和7年度中の設置目標は130件、事業全体では400件への設置を目指している。