ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

NHKラジオ金曜日の番組でも知られる黒川伊保子さんが講演! ☆ロータリークラブ 東信第一・第二グループ「合同講演会」

テーマ:上田市ニュース

【講演する黒川さん】
【大勢が集まった会場】

  国際ロータリー第2600地区(長野県)の東信第一・第二グループ(東信地区の13クラブ)は合同の会員セミナー・インターミーティングを15日、上田市の上田東急REIホテルで開いた。
 パネルディスカッションのほか、基調講演では人工知能研究者で多数の著書やNHKラジオ金曜日の番組でも知られる黒川伊保子さんが「家族のトリセツ~家族をつなぎ、心を育む脳科学~」が語った。
 
 基調講演にはクラブ関係者だけでなく、一般参加者も含め広い会場か埋まる約250人が集まった。
 ラジオ番組ではリスナーの質問に対しての明快な回答が人気で、訪れた人は「とても楽しみにしていた」と喜ぶ。

 幼少期まで上伊那の飯島町で育った黒川さん、親族は町長経験者で、AI開発に携わり、男女の感性の違いなどから「コミュニケーション・サイエンス」の新領域を拓き、(株)感性リサーチを設立。
 「夫のトリセツ」「妻のトリセツ」「家族のトリセツ」など多数の著書がある。

 「成人するまでは夏休みを飯島町で過ごした」と飯島町の紹介などから話しが始まり、脳についての話しは解剖学的ではなく、システムエンジニア・電気回路として見立てる研究であることを前置きした。

 男女の脳について、違うか違わないか結論が出ていないが「多分、男女の脳は違わないが違う」とし、その理由として、脳に機能差はないが、とっさに使う脳の神経回路が違うとした。
 とっさに使う脳の使い方は2種類、遠くに照準を合わせて結論を求める「縦方向」と、近くをまんべんなく見て心情にこだわる「横方向」と解説。
この使い方の違いで、愛や誠意は一緒でも、言いぶりが違うことで「なぜ、わかってくれないのか」「なぜ、わかろうとしないのか」のコミュニケーション・ストレスが生じ、この違いを知ればストレスが解消するとした。そのため、相手の第一声をいきなり否定しない・共感と、自分の第一声をダメ出しからはじめない・ねぎらい|で相互に心が守られるとし、会話例を紹介。

 頭にふと浮かんだことを言葉にする雑談は、勘を鍛え、発想力を上げ、身体的なテクニックも向上させる「脳の万能エクササイズ」とし、無駄話しをする機会が減っている社会状況を踏まえて、なんでもない話しをすることの勧めや、自己肯定感の重要性などにも触れた。

 講演後、上田西ロータリークラブの横沢宏和会長が「温かくてユーモアある話しに脳科学を親しみやすくなった。生活のヒントになった」謝辞を述べた。