上田市上下水道審議会が「上下水道事業の今後のあり方」について「市単独経営」と「上田長野間で広域化」した場合で「比較検討」! ☆「第14回 審議会」
テーマ:上田市ニュース

上田市上下水道審議会(渡辺ゆかり会長)は、このほど「第14回 審議会」を真田地域自治センターで開いた。
上下水道事業の今後のあり方について「市単独経営」と「上田長野間で広域化」した場合で「比較検討」した。
審議会は当初、3月末までの任期内に上田市長に答申する計画だったが、前回の会議で委員の任期を延長し議論を続けることを決めた。
今回の会議では「事務局(市側)」が上田市の水道事業が抱える課題について、市単独経営と広域化した場合の比較資料を示し委員からの意見を求めた。
☆課題整理として
①人材
②組織
③施設・管路の維持・更新
④水道料金
⑤補助金等
⑥民営化
⑦水利権
⑧災害対応
⑨下水道事業
―の9つの課題でそれぞれ比較。
◆人材の課題では、人口減少や高齢化で労働力が不足するため専門人材の確保が難しいとし
▽単独の場合 専門職員を市の現異動システムの中で教育するのは困難で、上下水道局が直接職員を採用するのも難しい
▽広域化の場合 経営主体となる新たな企業団が採用を行うため専門職員の確保育成が図れる
―などとした。
委員からは「かつて上田市は水道局で独自の職員を採用して職業訓練校で技術を習得させるなど、先人たちは先進的だった。上田市の今のシステムはだめだから(市単独は)だめですよではなくて、どうやったらできるのかの視点で踏み込んでいただき、(市単独と広域化)両方の判断ができるような資料を示してもらいたい」などの意見が出た。
また、水利権に関連して委員から「広域化した場合、上田のおいしい水が長野市などに奪われてしまうのではないか心配がある」との意見に、事務局は「染屋浄水場の水を送ることができる範囲は現状の浄水能力、人口規模であれば上田市内に送ることが精一杯。坂城以北、長野方面へはこれまで通り県営水道の諏訪形浄水場の水を活用。諏訪形浄水場の上田にかかっている能力を下流に振り分けるために、上田エリアのところは頑張って上田の浄水場でカバーしようというのが今構想している考え方」と説明した。
答申の方向性について、渡辺会長は「審議会は広域化の可否を決めるものではなく、水道事業のあり方が諮問されているところ。単独か広域化いずれの場合もどのような検討が必要かなどをまとめる形」と確認。次回以降は今回持ち越した災害対応や下水道事業の課題についての検討やまとめに入るとした。
次回は4月8日に予定。



