ソルガム栽培で遊休農地再生へ!「連絡協議会」が発足 ☆「設立総会」を、上田市の丸子文化会館で行う ☆労協うえだなど
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栽培に手間がかからないイネ科の雑穀「ソルガム」(タカキビ、モロコシ)栽培で「遊休農地を再生させよう」ー。
労働者協同組合上田(労協うえだ)などの団体でつくる「遊休農地の再生とソルガム栽培の普及に取組む連絡協議会」の「設立総会」を、上田市の丸子文化会館で行った。
ソルガムは、アレルゲンフリー、グルテンフリーのため、食物アレルギーを持つ人が安心して食べられ、ギャバやポリフェノールが豊富、整腸作用もあるとされている。
茎や葉は建材やキノコ栽培、バイオマス発電などに利用できる。
ソルガム栽培では、信州大学などの大学や行政、企業など産学官連携で、食とエネルギーの地産地消による持続可能な地域循環型社会の実現を目指す「信州そるがむで地域を元気にする会」が活動。長野市ではソルガムによる地域循環モデル構築を目指して取り組みが始まっている。
上田でも高齢化などから増えている遊休農地に対して「ソルガム栽培を普及させることで、農業、食糧、エネルギー問題に地域で対応する取り組みを推進、連絡協議会を発足させよう」-と、労協うえだ(北澤隆雄代表理事)、上田市、市農業委員会、JA信州うえだ、唐臼山の老松保存会ヤマンバの会、長野市信州新町授産センター、ワーカーズコープセンター事業団上田事業所が賛同。
設立準備会は市議会議員の中村知義さんが代表で、連絡協議会の幹事長に就任。
事務局長は労協うえだの北澤代表理事。
丸子文化会館での設立総会では、基調講演や地域活動が報告された。
京都大学の仙田徹志准教授は「日本農業の現状と食糧そして遊休農地の課題」で、食料・農業・農村基本法改正や、4月に閣議決定した基本計画など最近の農政に触れながら、食料確保や住環境形成のため、農業者だけでは支えきれず「地域住民も巻き込んだ取り組みが必要な段階」と指摘。
上田市の農業現状と分析では、農業経営体の減少率が長野県全体や都府県の率より高く、経営耕地面積の減少率では、県全体や都府県より低い。
しかし、近年は減少スピードが加速化しており、加速度合では県全体や都府県を上回っているとした。
さらに、基幹的農業従事者数も上田市の減少率が高くなってため「経営耕地の減少スピードが高まる傾向にある」と解説。
市内の6地区の地域計画の推進のため、地域住民の「みんなの計画」にすること、地域の困りごとに対応する労働者協同組合への期待、今回の連絡協議会への期待を語った。
地域活動報告で、丸子北小学校の野澤重徳校長が、学校近くの休耕田400㎡で行ったソルガム栽培を紹介。
実際に栽培したソルガムを持ち、背丈が高くなるソルガムを利用して迷路を作って地域の人と楽しんだり、収穫・脱穀して粉にし、クレープづくりや給食に利用したことや、ソルガムによるハンカチ染色体験などの事例を紹介し「ソルガム栽培で多くを学んだ。さまざまな人と関わることができ、作る喜び、学びの深まりを感じた」とした。
その他「信州そるがむで地域を元気にする会」の理事、國井久美子さんが、元気にする会の活動、目指しているソルガムを軸としたカスケード型脱炭素社会などについて語った。
活動は、令和5年度の長野県地域発元気づくり支援金の事業の中で「元気づくり大賞」を受賞。植物性ミルクにしての活用、パルプ原料として紙にしたり、糸にするなどの取り組みを紹介した。
会場に訪れた人は、ソルガム栽培の効果を感じ、栽培方法を聞いたり、販売した実を購入した人もいた。
連絡協議会の問い合わせ(電話)0268・55・9601(労協うえだ)



