<小諸市議会6月定例会・一般質問>2025 ☆手話講習を出前講座で利用しやすく! ☆懐古園の名勝指定、次の長野県文化財保護審議会で答申見込む
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小諸市議会6月定例会は11日に初日の一般質問を行い6議員が質問した。
◆青木春美議員は、農産物のブランド化や農産物6次産業化としてワイン振興の方向性についてについて確認。
小諸市では現在、5つのワイナリーや多くのワイン用ブドウ生産者がワイン造りを行い、国際コンクールで実績を残すワインもある。生産者はほとんどが小規模事業者で、栽培から醸造や醸造委託、販売まで手掛ける6次産業を行っている。
◇小泉俊博市長はこれまでの取り組みについて「まずは生産技術や高品質ワイン用ブドウの生産支援に注力し、次にワイン生産が増えてきたタイミングで小諸ワインの認知度向上を図ってきた」と答弁。
今後について「地域内での生産者も増えてきた、今後はこれまでのワイン振興だけでは競争を勝ち抜くことはできない、次のフェーズに進むよう担当課に指示を出している。次のフェーズではツーリズムに期待を持っている。世界基準の小諸ワインと、高品質な農産物、上質な食に歴史、自然が楽しめる特別な地域として振興していくことを考えている」とした。
◆小林哲子議員は、手話言語条例を制定したその後の取組について質問。市では令和6年に手話言語条例を制定している。令和7年度3月末の障害者手帳所持者数による、市内のろうあ者は10人、聴覚障がい者は183人。
市側の答弁によると、今年2月に関係者による意見交換会を実施し、3月には同条例施策推進方針を策定した。
今年度から、佐久聴覚障害者協会会長を講師に招く手話講習を出前講座のひとつとし、利用しやすくした。また、市民向けに同条例パンフレットを作成し全戸配布した。市職員対象の手話講座の継続と小諸看護専門学校での実施、企業への普及にも取り組む。
◆小林議員は、手話の啓発を目的とした映画上映、手話通訳者の必要性、聴覚障がい者の防災などについても質問した。
◆丸山正昭議員は、小諸城址懐古園の国の名勝指定に向けての進捗を確認し、取り組みの推進を求める旨の質問を行った。
◇市側の答弁によると、懐古園については文化財としての価値を一層高め、将来に渡り適正な管理と活用を図るため、国の名勝指定を目指している。申し出るためには基本的に、地元自治体の市と県がそれぞれ重要性などを評価し、指定文化財となっていることが前提となる。
現時点では市の名勝に指定されている。今年3月7日に県文化財保護審議会で、指定に関する諮問がされた。日程未定ではあるが、次の県審議会で答申が出される見込み。県に指定されれば国の手続きに進めるため、現在は資料用意など準備を進めている。
また、懐古園内にある藤村記念館や小山敬三美術館は、名勝地としての価値を高める施設のため、国の登録有形文化財への申請を予定している。
なお、令和5年の一般質問では、順調に進めば昨年9月ごろには県審議会の答申が受けられるという答弁があったが、昨年度は県審議会が1度しか開催されなかったこともあり、昨年度中の答申には至らなかった。
◆山下千鶴子教育長は「国指定を受けることにより、文化財として確実に保存できるようになるだけでなく、小諸の顔として一層ネームバリューが高まると期待している。観光名所としての側面だけでなく、市民交流として市民の憩いの場、歴史に触れる場、交流の場でもあり、市民にとってなくてはならない場所。また、地域の文化財は子どもたちが学習するうえで、優れた生きた教材。小諸のまちは小諸城の影響を受け発展してきた歴史がある。国指定を通じて歴史文化観光交流の重要拠点として再認識し、これからのまちづくりに生かしていきたい」と述べた。
◆このほかの質問は
▽楚山伸二議員は、地域防災力の強化、若者が関わるまちづくりの推進
▽青木議員は、消防団を中核とした地域防災力の充実強化
▽小林一彦議員は、芦原新校開校までのスケジュール、開校に向けて設置するワーキンググループ
▽小林哲子議員は、動物福祉
▽髙橋公議員は、農業人材育成事業、林業振興事業、商工観光関連事業
▽丸山議員は、 議会からの政策提言書(令和5年度)、小諸インターアクセス道路東西線・押出バイパス道路建設─など。



