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上田市が来年度からの「空家等対策計画の改定」で「空家等対策協議会」へ諮問!

テーマ:上田市ニュース

【土屋市長から諮問を受ける樋口会長】


 
 上田市は「上田市空家等対策計画」の改定に向けて「空家等対策協議会」に諮問を行った。
 市から提出された素案などについて活発な意見があった。

 現行の対策計画は平成30年に策定され、状況の変化などから、令和8年度から5年間を期間とする次期計画に改定。
 協議を踏まえた計画案については、10月に市民から意見を求めるパブリックコメントを行い、年内に答申、来年3月に計画公表の予定。

 市の対策では、これまで「長野県宅地建物取引業協会上田支部」との協定で「空き家情報バンク事業を展開」。
 空き家情報バンク登録物件への引っ越しや改修
 賃貸のためのリフォーム工事への補助金
 危険空家解体補助金
 解体した危険空家の跡地を利活用する建築工事への補助金
相談会
 相続財産清算人制度の活用
 空家等管理活用支援法人の活用
          -など、さまざまな対策を行っている。 

 昨年から今年にかけて、各自治会の協力で行った上田市内の空き家実態調査は速報値で、家屋数全体が11万5264戸に対して、空き家数は3536戸で約3・1%。
 平成28年の調査と比較して、家屋数が1万4941戸増加、空き家数が121戸増加した。
 旧市町村別の増減は、上田地域が家屋数2万1116戸増、空き家数31戸減。
 丸子地域が家屋数2811戸減、空き家数6戸減。
 真田地域が家屋数2425戸減、空き家数99戸増。
 武石地域が家屋数939戸減、空き家数59戸増。

 空き家2691戸のうち、そのまま放置すると倒壊など保安上危険など不適切な状態にある「特定空家等」は185戸、そのまま放置すると特定空家等になる管理不全空家は660戸。

 空き家の所有者を対象に、意向調査を行い、回答が1658件あり、うち、上田市から建物についてアドバイスを受けたいとしたのは、724件・44%あり、市では対応する予定。

 空家等対策協議会には、土地建物関係の事業者や法律の専門家、学識経験者など15人で構成。
 会長に樋口盛光さん(信州うえだ移住支援センター)、副会長に蓑輪晴夫さん(長野県土地家屋調査士会上田支部)を選出した。

 土屋陽一上田市長からの諮問で「全国的に空き家は増え続けている。安心・安全に暮らせる環境の整備を実現すべく、基本指針となる対策計画を策定します」と樋口会長に策定のための審議を求めた。

 対策計画の素案では、対策の目標達成に向けて、新たに重要業績評価指標・KPIを設定。
 5年間の目標数値として、苦情・相談のあった空き家を問題解決につなげた件数を100件、空き家情報バンクの累計登録件数を500件、管理不全空家等や特定空家等の改善数を25件などの設定案を示した。

 具体的な施策として、空き家の発生予防策、適正管理の促進、利活用の促進、管理不全空家等・特定空家等への対応、民間事業者等との連携について、市のさまざまな課が横断的に関わる30余の事業項目を盛り込んでいる。

 委員からは、空き家をいかに発生させない方策が重要だとして、所有者が認知症になる前を含め、遺言書の作成で、相続から生じる問題解消、郊外の空き家と移住者のマッチング、解体処分時のアスベストの問題などが話題となった。