<トップインタビュー④> ㈱R&Cながの青果=長野市と上田市に本社= 倉﨑浩社長(61) 「商品開発力強化、物流の合理化へ」
テーマ:企業情報

長野市と上田市に本社を置く青果物流通の中核を担う卸売市場「㈱R&Cながの青果」。
昨年4月1日、上田市秋和の「長野県連合青果㈱」と、長野市の「㈱長印」の2社が合併。新会社として歩を進めて9ヵ月。
新会社を担う倉﨑浩社長(61)に経営戦略や課題など聞いた。
―合併の理由は
2社は共に切磋琢磨しながら成長を続けてきた。
しかし、青果卸売市場を取り巻く環境と人口減少、少子高齢化によるマーケットの縮小。
消費者の生活様式の変化に伴う「市場」の流通量、市場経由率の低下。
加えて農業生産量の減少と農協やスーパーの大型化、ネット取引の伸長等が加速度をつけた。
これらの変化への対応が強力に求められるようになった。
この変革期に的確に対応し、真の「流通サービス創造企業」としてお客様に選ばれる会社となるため合併となった。
―経営理念
「積極果敢」を社是に「世間よし」「買い手よし」「売り手よし」「社員よし」の四方全員の満足を目指す「四方よし」で、価値あるサービスを提供できる会社を作る。
―経営戦略
日本中の食文化や食生活を豊かにすることが私たちの根本的な仕事。
消費者のライフスタイルや市場動向から潜在的なニーズを掘り起こす。
産地の魅力も含めた付加価値の高い商品と顧客満足度の高い青果物を多様な選択肢で提供する。
足元が一番大事なので長野、上田を中心に、まずは地元長野県そして首都圏、中京、関西、北陸などに事業展開していく。
―人材育成
組織、管理へのマネージメントや営業、バイヤーへの商品作りの提案などの教育をしている。
それぞれの会社でのベースがあるので、経営理念の方向性に従い、統一のとれた教育をしていく。
―来年度の課題
大きな課題は2つ。
1つ目は商品の開発力の強化。
我が社は長野、上田、松本、佐久、諏訪、須坂、中野と7ヵ所の拠点があり、それぞれ強みを持っている。
強みを生かしながら独立採算すること。
そして7ヵ所を結びつけ、強みを徹底的に活かしたグループシナジーをどう出していくか。
2つ目は物流の合理化。
物流を制する者が最後の勝者だと思っている。
広い市場の中を効率よく回すことと、全国に効率よく運ぶことが来年度の課題。
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売上高1021億5750万円(2022年3月期)。
資本金4億9730万円。
従業員数509人(男性387名、女性122名)※パート含む
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趣味は読書。1日1万歩を目指しているウォーキング。
美味しいものを食べ、おいしい酒を飲む



