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「松平忠厚ー海を渡った若君」展(来年2026年1月下旬まで・上田市立博物館)

テーマ:お知らせ

【忠厚が製図した下水道の計画図(右上)など】

方眼紙に手描きで作図したイヌなど

 上田市二の丸の市立博物館は「松平忠厚」の足跡を紹介する「松平忠厚ー海を渡った若君」展を開いている。
 忠厚は、上田藩6代藩主、松平忠固の二男でアメリカに渡り「土木技師」として活躍した。

 忠厚は明治5(1872)年、兄で上田藩最後藩主、忠礼とともにアメリカに留学。
 その後も現地に留まり、ニューヨーク市ブルックリン橋の一部を設計したり、米西部横断鉄道の施設事業に従事するなど土木技師として大成。
 三角測量を応用した測量機器を発明したことで全米から注目された。
 方眼紙に手描きで作図したイヌや家のデザインなども展示されており、忠厚の多彩さが伺える。

 忠厚はアメリカの女性と結婚し、アメリカの「行政技師(公務員)」として採用された初の日本人となった。
 しかし、帰国することなく、肺結核のため37歳の若さで亡くなった。

 学芸員の久保直弘さんがアメリカの大学や図書館などのデジタルアーカイブで資料を調査し「アメリカで活躍した忠厚の輪郭が見えてきた」と今展を企画。
 「すごい功績を残した人物。ぜひ多くの人に知っていただきたい」と話す。

 展示室には仙石忠政が慶長5(1600)年の第二次上田合戦時に使用したとされる「大持楯」や、上田城南北櫓の移築修復工事で生じた廃材鉄を用いて友麿が作刀した太刀なども並ぶ。

 来年2026年1月下旬まで。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 水曜日休館。

 入館料一般300円。

 (電話)0268・22・1274(同館)