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「戦場のカメラマン」渡部さんが上田市で講演! ☆人権を考える市民のつどい

テーマ:上田市ニュース

【講演する渡部さん】
【ノートテイクサークルこだまの活動報告】


 上田市などは8日、上田市誕生20周年記念事業「第20回人権を考える市民のつどい」をサントミューゼ大ホールで開き、戦場カメラマンで知られる渡部陽一さんが講演した。

 会場入口のホワイエには、小中学生などの人権啓発ポスターや、標語の最優秀賞受賞作品、小学校で取り組んだ「人権の花運動」の活動を紹介した展示物などが並んだ。

 会場は2階席を使うほど大勢が訪れた。
講演前に長野大学の学生で、聴覚障がいのある人に話の内容を文字の視覚情報にして伝えて支援している「ノートテイクサークルこだま」が活動を紹介。
 同サークルは、2007年に同好会として創設、2010年から大学公認サークルとなり、現在11人で活動。
 文字情報にして伝えるため、パソコンで音声から文字お越しなどができるアプリ「UDトーク」を使用。
 以前は学内の聴覚がい者のサポートを行っていたが、現在はいないため学外の講演会やオンライン上での説明会、学園祭などで活動。
 普段のタイピング練習で、速さだけでなく、内容の正確さに注意しているという。今年度からの取り組みとして、年齢や障がいの有無に関わらず楽しめるボードゲームづくりも行っている。
 「単に音声情報を文字として伝えることだけでなく、聴覚障がいで不利益が生じないように、なるべくリアルタイムに、その場の雰囲気をも伝えることができるようなノートテイクを目指し、その場に共にいる感覚を共有できるような支援をしたい。さまざまなことにチャレンジしながら、ノートテイクを多くの人に知ってもらい、支援の輪を広げたい」とした。

 渡部さんの講演は、戦場で撮影した兵士やその土地で生活する人々の笑顔の映像をスクリーンに映しながら、独特の話し方と、大きな身振りで行った。
 「戦場カメラマン」になった経緯、世界中の戦場で出会った子どもからのメッセージ、戦場の病院の状況を伝えた。