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「上田市都市計画審議会」が資源循環型施設の用地など初の調査審議!有機物リサイクル施設は来年度中に決定。

テーマ:上田市ニュース

【都市計画審議会】

 第24回上田市都市計画審議会は、このほど上田駅前ビルパレオで会合を開いた。
 「資源循環型施設」などの用地を決定することに向けた説明があった。
 上田地域の重要課題となっている「資源循環型施設・ごみ焼却施設建設関連」が初めて調査審議(中間報告などへの意見)の段階となった。

 同審議会では、新たな委員委嘱により学識経験者から正副会長を選出。任期は2年。
 会長は信州大学名誉教授の髙木直樹委員、副会長に長野県建築士会上小支部の池田福慈委員。

 髙木会長は「都市計画審議会はとても重要な会議で、これからのまちづくりを考える重責を持っている。皆さんでこれからの上田市のためにディスカッションし、良い方向性を導き出したい」とあいさつ。

 調査審議の1件目では、今後に位置、区域、面積の「都市計画決定」を行う案件として、昭和57年に都市計画決定した同市常磐城、汚物処理場の「清浄園」1万8900㎡の決定を廃止することが説明された。

 廃止理由として、施設の老朽化や、共同処理をしていた東御市、長和町、青木村が別の施設で処理をしている現状。
上田市分は、下之条の南部終末処理場に「し尿前処理下水道投入施設」を令和5年度からの工事で設置する。
そのため、汚物処理場の機能が移転できるとした。

 清浄園用地は、上田地域広域連合が資源循環型施設・統合クリーンセンターの建設に向けて調査・検討している。
 このことから、今後、ごみ焼却場として都市計画決定の審議をすることになる。

 現在のごみ焼却場、昭和45年都市計画決定の「上田クリーンセンター」と、平成2年都市計画決定の「丸子クリーンセンター」に対して、新施設稼働後に都市計画決定の廃止の審議をすることになる。

 清浄園周辺の一帯18ヘクタールの用途地域について、現在、工場や事務所以外の店舗や住宅などは建設できない「工業専用地域」になっている。
このため資源循環型施設が建設された場合、熱利用施設などの地域振興のため、周辺の工業地域・準工業地域との整合性などから、新たな用途地域を検討することになる説明もあった。

 資源循環型施設の事業計画や環境影響評価(令和6年度中に完了予定)については、上田地域広域連合から説明があった。

 実際に、この4件の都市計画決定の廃止や新たな決定などを行うのは、上田地域広域連合が現在、進めている「環境影響評価」が、完了した以降になるため、数年先になる。

◆委員からの質問では
 ・新たに計画している焼却炉の処理能力や公害防止基準の理由
 ・上田地域から集まるごみ収集車の交通量
 ・新施設建設による近隣の土地評価額への影響ーなどがあった。
  計画に異論を唱えるような意見はなかった。

 調査審議の2件目では、上田市塩川で計画され、地元と協議もしている有機物リサイクル施設整備事業。
可燃ごみの減量、生ごみを好気性発酵させて堆肥化するため、旧畜産団地跡地の私有地、約6000㎡を活用して建設する計画。
施設規模は、1日に7・4トン。※5トン未満になると都市計画審議会の審議が不要となる。
生ごみの分別収集範囲は、自己処理か困難な地域と地元の72自治会で、年1100トンを見込む。
 堆肥化の副資材として、牛ふん、きのこ廃培地、わらを混入したものも加える計画。
堆肥生産量は年350トン。
約2500㎡の処理施設を建設し、発生する臭気を吸引して脱臭する。
 
 法に基づく「生活環境影響調査」の結果についても説明があった。
有機物リサイクル施設の都市計画決定は令和5年度中。施設稼働は、令和9年度の予定。

◆委員からの意見は
 ・地元との基本協定や公害防止協定の概要
 ・坂路の途中にあるため降雪時対応
 ・施設規模が5トン未満になった場合の対応
 ・搬入車両の台数
 ・運搬時の悪臭
 ・生産した堆肥の流通など質問
 ・生ごみ分別がきちんとできるかの懸念

 調査審議とは別に報告事項では「上田市歴史的風致維持向上計画」の策定について説明があった。