長和町の「変形菌写真家」杉村明道さんと上田市にアトリエを構える「ガラス作家」の柴田めいこさんが「Each Fungusそれぞれの菌類Part2」(8日まで・上田市立美術館アトリエ) ☆会場では顕微鏡で菌も見られる!
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長和町の「変形菌写真家」杉村明道さん(68)と上田市にアトリエを構える「ガラス作家」の柴田めいこさんは、8日まで「Each Fungusそれぞれの菌類Part2」を上田市のサントミューゼ市立美術館アトリエで開いている。
昨年に続く2人展で、杉村さんは立科町の森や上田の登山道などでマクロ撮影した菌類や変形菌の写真を展示。
冬虫夏草など菌類の不思議な生態や構造色をまとい宝石のように輝くロウホコリ、ルリホコリ、ヒダマウツボホコリなど変形菌の世界を紹介。
柴田さんは菌類観察で顕微鏡をのぞき見つけた美しい菌類や自然の造形美をガラス作品で表現。
「森の中で感じた光や菌類、植物の色味、地層の粒など見落としがちな小さな世界を感じてほしい」と話す。
会場では、菅平などで採取した雪解け時に発生する「好雪性変形菌のルリホコリ」を顕微鏡で観察することもできる。
変形菌は倒木や落ち葉などに発生する微生物で、一生のうちに様々な形態に変化し、アメーバの状態からキノコのような子実体をつくる。
大きさは1㎜未満から数10㎝以上のものまで。
世界で約1000種、日本で約600種あり、毎年新種が見つかっている。
杉村さんは筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所ナチュラリストで日本変形菌研究会会員。マクロ撮影が好きで子どもの頃から花や虫を撮っていた。同実験所菅平菌学研究室の出川洋介准教授から教わり、4年前から変形菌を東信地域の森や登山道、公園などで撮影している。
展示を見た市内80代の女性は「1㎜とかの不思議な世界で信じられないような生態があってびっくりした」。
静岡県から訪れた望月里美さん(67)は「世の中で避けられがちな菌やカビとかにこんなきれいな色があって感動した」と話した。
杉村さんは「森のなかで美しい菌類を見つけた時の喜びを伝えたい。道沿いや公園の切り株など身近なところでも見られるので興味を持ってもらえたら」と話していた。
入場無料。
展示時間は午前10時から午後5時まで。
最終日は午後3時まで。



