全国社会福祉協議会長の村木厚子さんが上田市で講演! ☆「地域共生社会を目指して」 ☆「上田四志獅会」が主催
テーマ:上田市ニュース

「上田四志獅会」は、全国社会福祉協議会長の村木厚子さん(70)を招き、上田市文化会館で「講演会」を開いた。
約400人が聴講した。
同会は共生社会を考える医療界、教育界、福祉分野、メディア分野に携わる4人で構成している。
村木さんは高知大卒業後、労働省(現在の厚生労働省)入省。
女性政策、障がい者政策、子供政策などに携わった。
その経験から「地域共生社会を目指して~私の人生経験から~」をテーマに共生社会の考え方を話した。
「今から30年前、障害のある人と出会い、障がい者雇用に出会った。不安と差別になったらどうしようと思っていた時、中小企業の社長さんから「社長は社員のいいところや強みを引き出すのが仕事」という話を聞き、良く考えたら障がい者は労働者だと思い、そのとたん、ふっと楽になり、そこから生がい者雇用対策の仕事が楽しくなった」。
「400年の歴史を持つ浜松市にある老舗農園『めねぎのうえん(芽ねぎの農園)』は、作業を工夫しながら障害のある人が農業に携わり、今では障がい者がスタッフの4分の1を占めている」と農業と福祉を両立する「ノウフク」の魅力を紹介。
一人では生きられない、助け合って生きる、島根の互助組織「おたがいさま」は地域共生社会の真髄として例にあげた。
同氏は2009年の郵便不正事件で冤罪により逮捕され、164日間勾留された後に無罪が確定した。
勾留されたら「好奇心、経験、気分転換、食べて寝ること」などと、ユーモアを交えて話し「プロの支援、課題解決型支援、伴走型支援、インフォーマルな支援(家族、友人、同僚)」と様々な人たちの支えが必要だった」と振り返った。
好きな言葉として、東京大学先端科学研究センターの熊谷晋一郎教授の「自立とは依存しないことではない。自立とはたくさんのものに少しずつ依存できるようになることである」と結んだ。



