ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

青木村と坂城町上平の㈱竹内製作所が「災害時における建設機械の提供に関する協定」を青木工場で結ぶ!

テーマ:青木村ニュース

【左から北村村長と竹内社長】

  青木村と坂城町上平の㈱竹内製作所(竹内敏也社長)は「災害時における建設機械の提供に関する協定」を同社青木工場で結んだ。
災害時に村が実施する応急対策が迅速に行えるよう同社が保有する「小型建設機械」を提供する。

 初動復旧などの支援を想定し、状況に応じて同社主力製品のミニショベルやクローラーローダーを本社や工場から出動する。
 ミニショベルは土砂を掘ったり木材やがれきなどを掴むこともでき、クローラーローダーは悪路に強く運搬やがれきの撤去、整地ができるため、地震や風水害などによる家屋の倒壊、土砂くずれ、緊急車両が通れるよう障害物の除去などに役立つ。

 調印式で北村政夫村長は、過去に村内全域に甚大な被害をもたらした台風による風水害や、想定される糸魚川―静岡構造線断層帯による大規模地震について触れ「備えあれば憂いなし。村民にとって安全安心という面で心強い限り」。

 竹内社長は「災害はいつどこで起きるかわからない。いざという時に備え、平時から顔の見える関係を築く、互いに支え合える体制を整えていくことが、災害を最小限に抑える大きな力になる」と話した。

 協定には村が推進する防災対策への連携協力が盛り込まれており、村が実施する防災訓練の参加など地域防災の担い手としても期待される。

 同社は2024年の能登半島地震の際、クローラーローダーとオペレーターを被災地に派遣し復旧に貢献。地震や津波の被害を受けた沿岸部でぬかるみのなか走行し、対岸や道路に押し寄せた大量の土砂やがれきを運搬、撤去した。

 また、カリフォルニア州などの山火事でも延焼防止活動で強力な足回りを持つ同社のクローラーローダーが活躍。
 急斜面や密集した林のオフロード走行、過酷な熱と煙の環境でもタフに動き続ける高い耐久性が現地で高く評価されている。

 竹内社長は「山の細い道など、あまり大きな機械は入っていけない。万が一、災害が発生した場合は迅速な復旧につながるよう支援したい」と話していた。

   ◇  ◇

 同社青木工場は2023年9月稼働開始。
 ミニショベルを年間1万800台規模で生産する。
 現在、同工場隣接地にクローラーローダー専用の新工場を建設予定で北米や欧州市場で旺盛な需要を誇るクローラーローダーの増産に対応。
 建設は来年2月着工、2028年8月竣工、2029年2月に稼働予定。