上田高校の生徒が東御市に本社を置く「ミマキエンジニアリング㈱」を訪問! ☆「探究の日」として1年生が地元企業を訪問
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探究的な学びに力を入れる上田高校(栁澤弘蔵校長)は「探究の日」として1年生が地元企業を訪問。
クラス毎などのグループに分かれ上田市や東御市、坂城町の9企業で会社見学や座談会など行った。
東御市に本社を置く「ミマキエンジニアリング㈱」を訪問した7組の生徒40人は、滋野ショールームや加沢工場の見学、同校先輩の社員らとの座談会を本社会議室で行った。
同社の産業用インクジェットプリンタの実機やサンプルが並ぶ滋野ショールームでは、プリンタで制作されたさまざまな印刷や造形物のサンプルを生徒が体感。
ツルツルしたガラスのような光沢のプリントや、レザー革などを2・5D印刷(半立体印刷)で凹凸までも再現したプリントの表面に指で触れ、そのリアルな手触りに生徒は「えっ本物みたい」と驚いていた。
フルカラー3Dプリンタで造形された高精細なフィギアやシューズなどのサンプルに、生徒たちは近づいて目をこらして見たり、手で持って重さを確かめるまで本物かサンプルか区別がつかないほどだった。
加沢工場では、プリンタの組み立てや検査などの工程をエリアごとに見学。生徒は工場といえば機械によるオートメーション化などをイメージしていた様子で、手作業で製品が作られている光景に関心を示した。
同社グローバル人財総務本部人事部採用グループリーダーの山﨑弘文さん(45)は「単一商品を大量に作るときは自動化、少量で多品種のプリンタを高品質に生産するためには手作業の方が効率良いと辿り着いた。変化にも柔軟に対応できる」と説明。
2人1組で持つような大きなパーツでも1人で組み立てられるように補助する治具(ジグ)やからくりを内製する生産技術部門があるといい、作業を効率的に行えるようにするアイテムやレイアウトのアイデアを形にして現場に供給、日々改善を図っているという。
生徒たちは、応用がきく熟練の人の手による生産性の高まりと、それを支える生産技術の知恵があることなど学んだ。
本社で開いた座談会では、同校先輩の社員らに生徒が「文理選択や進路選択、その先の職業」や「班活と勉強の両立はどうしていたか」「AIとどのように向き合っていくか」と率直に質問。
先輩らは「理系から営業職だったり、文系から就職のタイミングでプログラミングに行く人もいる。やる気次第でなんとかなる」「学校は楽しんだ方がいい、授業時間や電車移動も活用しながら文武両道で」「AIは余裕で間違えるので、真偽を確かめる知識は必要」などとアドバイス。
「高校時代の経験が活きているか」の質問に、同社技術本部技術統括部プロセス技術部イメージンググループの荒井航さん(35)は特許を出した事例を紹介。
同社プリンタで傾斜のあるコップにゆがみなく印刷するための補正機能「テーパー加工」について説明し「このプログラムを開発するのに高校時代の数学が活きた。勉強を何に適用するかが大事で、これから皆さんが勉強することは無駄にならない」と話した。
生徒の「専門知識以外に必要と感じるものは」に対しては「コミュニケーション」。「学生のうちにやっておいた方がいいものは」に「海外に目を向けて。英語はちゃんとやっておいた方がいい」と口をそろえた。
また「株主総会では株主さんからどのような意見が出ますか」の質問に先輩らは驚きながら「今の実態や来年どれくらい新製品を出すのかなど数字まわりだったり、今後の方向性として環境面をもっとやっていった方がいいんじゃないかなど、ミマキの行く末を考えて意見をいただくことが多い」と答えていた。