上田市が上田市名誉市民で文化勲章受章者「金子宏氏を偲ぶ市葬」が行われる。◆「葬儀式」と「お別れの会」で市民らが参列。
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上田市は17日、昨年8月23日に91歳で死去した、上田市名誉市民で文化勲章受章者「金子宏氏を偲ぶ市葬」を、サントミューゼで行った。
葬儀式とお別れの会で市民らが参列した。
会場前には数々の金子氏の足跡を表した写真、著書「租税法」などが展示され、特定の宗教によらない献花方式で、祭壇には金子氏の遺影とたくさんの花が飾られた。
葬儀式には、遺族や市内各種団体の代表者らが出席した。
全員で黙とうの後、葬儀委員長の土屋陽一市長が「我が国の公平、中立、簡素な租税制度の構築に寄与された。顕著な功績から平成24年に文化功労者、平成30年には文化勲章を受章、いずれも上田市出身者として初の快挙。市では極めて顕著な功績から、議会のご決議をいただき、上田市合併後、3人目となる上田市名誉市民の称号を贈呈した。金子先生の多大なご貢献に敬意を申し上げ、深く感謝します」と追悼の辞を述べた。
「お別れのことば」では、日本税理士会連合会の小池正明・税制審査会専門委員長、葬儀副委員長の佐藤論征市議会議長が語った。
長野県出身の小池氏は、金子氏と税制審議会で30年一緒に仕事をしたことを語りながら「租税法に関心のある者にとって、先生は神さまのような存在。お別れの会ではありますが、お別れを言うことは差し控えたい。先生にはまだまだ多くのことを教えてもらいたい。いずれ、今生でお聞きできなかったことを、たくさん教えていただきたい。またお会いするまでお休みください」と語った。
佐藤議長は「ご功績は言葉で言い尽くせないが、郷土の誇りであり、国の宝。山積する難題に立ち向かい、信念を貫き通された。その姿は、私たちに多くのことを教えてくださった」と語った。
追悼映像や指名献花を行い、遺族代表で妻の金子敦子さんが「ありがとうございました。亡き夫も喜んでいると思います。仕事が忙しかった頃は、年に1度帰郷できるかどうかの状態でしたが、退職後は殿城の実家に1、2泊しながら庭の手入れをするのを楽しみにしていた。このように市葬を開催していただき感謝しております」と謝辞を述べた。
葬儀式の後、一般市民のお別れの会も行った。



