上田市の蚕養国(こがいのくに)神社が「春季大祭礼」を開く!
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上田市中央北の蚕養国(こがいのくに)神社は、このほど「春季大祭礼」を開いた。
「新型コロナウイルス感染症」の影響で4年ぶりの開催。
参列した関係者約20人が、玉串を捧げて蚕都上田をしのんだ。
主催は同神社奉賛会(笠原一洋会長)。
同神社は昭和12(1937)年、上小蚕糸業同盟会が蚕糸業界の尊祟神として建立を決めた
同16年に大星神社の「摂社蚕養国神社」を増営した。
以後毎年、関係者が「蚕糸祭」を行っている。
神事の後には同市上塩尻の藤本工業㈱代表取締役、佐藤修一さん(71)が「塩尻の蚕種業~登録有形文化財となる」と題して講演した。
佐藤さんは。江戸時代の寛文年間(1661~1673年)に塩尻は旧佐藤宗家で蚕種製造を開始。
藤本善右衛門縄葛が弘化2(1845年)に「掛合(信州かなす)」という新品種を育成したことで全国有数の蚕種業地となったなどと説明。
塩尻で蚕種が繁栄した要因として、日当たりの良い豊かな土壌で、岩鼻から吹く強風のため、桑の葉に害虫が付きにくく良い桑が採れたこと。
自ら蚕種を生産しながら販売する「蚕種商い」だったため、市場の変化への対応力があったことなどをあげた。
また、令和3年に国の登録有形文化財に指定された佐藤家住宅の主屋及び奥上段、蚕室、消毒室などを写真で紹介。
「この地で蚕種が盛んだったことを後世に伝えていかなければならないと思っている」と語った。



