世界初「卵殻膜ナノファイバー」の”フェイシャルマスク”を開発!★「信州大学繊維学部先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点」が「(株)ファーマフーズ」と共同研究。
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金卓越教授】


信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点は5日、京都市の㈱ファーマフーズとの共同研究で、世界初の「卵殻膜を用いたナノファイバーのメンブレン(膜)」を作製した。
この技術を応用して「フェイシャルマスク」を開発したと発表した。
同大繊維学部で開いた記者会見で、拠点長の金翼水(キム イクス)卓越教授(56)は「コスメティック分野だけでなく、生体膜創傷被覆材といったメディカル分野やスーパーキャパシタなどのエネルギー材料への応用も目指している」と述べた。
金卓越教授によると卵殻膜を用いたナノファイバーのメンブレンは、ファーマフーズが作った卵殻膜の加水分解物をエレクトロスピニング法で紡糸。
比表面積が大きいためフェイシャルマスクは皮膚に密着する。
コラーゲンを含む約20種類のアミノ酸を主成分とし「美肌効果」があるとされる卵殻膜の成分を肌に浸透しやすくする。
顔に貼った後に液体化粧品を噴射すると、溶けて浸透するのでより効果的という。
フェイシャルマスクは来年春ころの販売開始を見込む。
また、日本では年間約263万トンの鶏卵が消費され、約26万トンの「卵殻(卵殻膜は約1万トン)」の、ほとんどが廃棄されてるのが現状。廃棄物の再利用という点にも大きな意義があると強調した。
同大国際ファイバー工学研究拠点とファーマフーズはこの日、卵殻膜を用いたナノファイバーの産業への用途展開を目指し「包括的連携協定」を締結した。



