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小諸市に「小諸蒸留所」が完成!★東京都の軽井沢蒸留酒製造㈱が運営。

テーマ:小諸市ニュース

【ビジターセンターで行ったレセプションで、
ニューメイク(出来たてのウイスキー)で乾杯する
チャン氏(左)と島岡社長(右)ら】
【フォーサイス社製のポットスチル】
【小諸蒸留所・ビジターセンターの外観】
【完成した熟成庫で竣工式。あいさつする島岡社長】
【竣工式に出席した関係者や来賓】
【熟成庫】

 小諸市甲の松井地区に軽井沢蒸留酒製造㈱=本社・東京都港区、島岡高志社長=が建設したウイスキー蒸留施設「小諸蒸留所」が完成した。
 このほど蒸留を開始した。
 18日に行った竣工式では、国内外から関係者や来賓など約80人が出席し開業を祝った。

 「最高のジャパニーズウイスキーをつくりたい」と、最適な環境を探し求めて小諸の地にたどり着いたという島岡社長。
 豊かな森に囲まれた標高910m、敷地面積約1万㎡の傾斜地に、ウイスキー蒸留所・ビジターセンター1棟、熟成庫2棟を建設した。
 数々の品評会受賞歴を持つ「世界的マスターブレンダー」で、共同創業者・副社長のイアン・チャン氏とともに、自然環境を生かした最高品質のシングルモルトウイスキーを目指す。

 チャン氏は「生涯で最もエキサイティングなプロジェクト」と話す。

 7月1日に小諸市民向け特別内覧会を行った。
 7月23日には、ビジターセンターがグランドオープンする。

 ウイスキー造りを間近で感じられる施設で1階にバーとショップ。
 2階は、ウイスキーアカデミーの教室。
 すべての部屋からフォーサイス社製の「ポットスチル(蒸留装置)」が見ることができる。
実際に蒸留所のなかに入って、ポットスチルの熱と香ばしい香りを直に体験することもできるという。

 竣工式では、神事やオープニングセレモニー、レセプションパーティーなどを行った。

 島岡社長は「今年はジャパニーズウイスキー誕生100周年。この記念すべき年に小諸蒸留所を開業できうれしく思う。ものづくりの原点に立ち、ウイスキー造りで小諸ブランドを国際ブランドに育てて、この施設を小諸市のシンボルにしていきたい」とあいさつ。
 設計を手がけたSOGO建築設計と施工した㈱竹花組に感謝状を手渡した。

 来賓で、阿部守一県知事は「信州ブランドを世界に発信していく中で、イアン・チャン氏がどのようなウイスキーを造るのか、すでに世界中から注目が集まっている。次の100年に向け新たな歴史を小諸の地から刻んでいただき、優れたウイスキーを造り上げて世界の皆さんを魅了してもらいたい」。小泉俊博小諸市長は「日本のみならず、世界のウイスキーの歴史を変える、そんな蒸留所がこの地にできたというのは私たち小諸市にとっても大きな歴史の第一歩を踏み出せた」とそれぞれ祝いの言葉を述べた。

 来年2月には、小諸蒸留所をメイン会場にアジア圏の蒸留所として初めて「ワールドウイスキーフォーラム」の開催が決まっている。

 同社は「この施設を国内外の多くのウイスキーファンが集い、特別で豊かな時間を過ごせるようにしていきたい」と話している。