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上田市の信越電線(株)が「八十二銀行」「長野経済研究所」と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の融資契約を昨年末に締結!

テーマ:上田市ニュース

【抱負を語る取締役企画室の笠原室長】

 上田市真田町のマグネットワイヤーの製造販売、各種電線加工を手がける信越電線(株)=笠原康平社長(76)=は、八十二銀行、(一財)長野経済研究所と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の融資契約を昨年末に締結した。
 東信地域では初。県内では6番目。
 融資額は2億円、モニタリング期間は5年。

 同ファイナンスは、企業活動が環境、社会、経済に及ぼす「インパクト(前向きなな影響と後ろ向きな影響)」を包括的に分析、評価。
SDGs達成のための継続的な事業活動を支援することを目的としている。

 同社のポジティブな影響は「電線の生産・供給の維持」やインターンシップ、職場体験の受け入れ、育児休暇の取得促進による「働きやすい労働環境の構築」「地域発展への貢献」を挙げた。

 ネガティブな影響を低減する活動として健康診断受診の促進や安全衛生体制運用の徹底を通じた労働災害防止による「働きやすい労働環境の構築」、ワニス廃棄量の削減などによる「環境負荷の軽減」に取り組む。

 長野経済研究所は以上の取り組みに対し、同社の企業活動が「環境・社会・経済に対するポジティブな成果の伸長」と「ネガティブな影響の緩和・軽減に寄与するもの」と評価。
 八十二銀行は、この評価書を基に資金面での支援を行う事とした。

 同社取締役経営企画室、笠原兼室長は同融資を受けて「電線の供給体制を維持することが重要とされる。企業の成長と地域発展のために社を挙げて取り組みたい」と話す。

  ◇ ◇

 同社は昭和20(1945年)設立。
 「信頼される明るい会社」を社是に業績を伸ばしている。
 同社でのマグネットワイヤーによる供給は、国内では5番目、中小企業ではトップの生産量を誇る。

 同製品は、電子レンジ、エアコン、スマートホン、産業用ロボット、自動車など家電や情報機器、医療機器など幅広い分野の機械や器具に組み込まれ「消費者の見えないところで社会・経済の発展や製品の省エネ性能向上、豊かな生活の実現」に貢献している。

 社内では「育児休暇の取得率100%達成」を目指している。これに加え「家族手当など各種手当」の支給。「休業日を増やす」など働きやすい労働環境を構築している。
 さらに地域出身者を積極的に採用している。
 ほか製品の「県内納入先」は、約80社と全取引先の約2割を占めるなど地域経済発展へ寄与している。