<東御市長選挙>2024 花岡氏5期目「無投票当選」! ★「ワイン、スポーツツーリズム前進へ」
テーマ:とうみニュース
3月31日告示の東御市長選挙は、現職で無所属の花岡利夫氏(72)=東御市田中=以外の立候補はなく、5期目が無投票当選で決まった。
同日夕方、選挙事務所を置いた田中公民館で「当選報告会」を行った。
会場には80人ほどの支持者が集まり、拍手で迎えられた花岡氏は握手をしながら入場。
事務局の若林豊文さんが司会を務めた。
清水初太郎選対本部長は「(他に立候補者が現れるかどうか心配していたことから)長い一日だった。厳しく時代で難しい問題に直面しているが、これからの4年間でさらに磨きをかけてほしい」とあいさつ。唐澤光章事務長が「(当選は)皆さんの熱い支援があったおかげ。花岡市長には5期目、まちづくりに一生懸命邁進してもらいたい。私たちも一生懸命応援したい」と語り、万歳三唱で祝った。
花岡氏は「多くの皆さんの努力のおかげで、もう一期やらせてみようという雰囲気をつくってもらった。一人の百歩より百人の一歩が地域づくりに必要で、道半ばです。皆さんと一緒にもう一歩、東御市が良い市になるよう頑張ります」と力強くあいさつした。鶴田武夫後援会長があいさつしてお茶で乾杯、5期の前途を祝した。
花岡氏は無投票当選に「責任の重さを痛感している。4期目はコロナや19号台風災害の対応であっという間だった。これまで行ってきたことが東御市にとって正しい選択だったと言えるようにしたい。市民が東御市の未来に明るいと確信が持てるようになることが重要」。
人口減少の対策については、インセンティブによる差別化よりも、住んでみたいと思われる東御市にするとし、これまでの湯の丸高原高地トレーニング用施設整備などに続き、5期目の挑戦として「ツーリズムが課題。ワインやスポーツ合宿などが盛んになっているが、さらに成長させたい。例えば陸上であれば、サブ4、サブ3(フルマラソンを4時間以内、3時間以内でゴールする)を目指す多くの皆さんに、トップランナーがトレーニングする湯の丸で練習したいという要望に応え、この地域のさまざまな楽しみ方にも触れられる仕組みをつくる必要がある。交通手段や宿泊施設に関して、あらゆる知恵を出して努力したい。ワインツーリズム、スポーツツーリズムを前進させ、地域を潤したい。努力で目標に近づきたい」と話していた。
花岡氏は山口県出身、信州大学中退、和洋菓子店を経営、田中商店街理事長、東部町区長会長などを経て平成20年に東御市長に初当選。