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小諸市と市地産地消推進協議会が「市地産地消推進協力店(事業所)」の認定式を開く!

テーマ:小諸市ニュース

【代表者らが出席した認定式の記念撮影】

 小諸市と市地産地消推進協議会(中村正明会長)は、このほど「市地産地消推進協力店(事業所)」の認定式を、市役所で開いた。
 今回は「KomorokkoFarm&Winery」「STARRACEKOMORO」「エキューブこもろ」の3店舗が認定された。
 
 「KomorokkoFarm&Winery」は、飯綱山公園にあるワイナリー。運営は株式会社Greve.t(吉岡秀之社長)。
 市内耕作放棄地で栽培した小諸産ワイン用ブドウで、自社ワイン造りと販売を行っている。
 また、ワインに合う商品や自家栽培の野菜、地域の野菜を販売する直売コーナーもある。
 醸造責任者の小舟睦巳さんは「この場所で味わってもらうことはもちろん、持ち帰って食べてもらった瞬間に情景を思い浮かべられるようなもであればいいかなと思う」。

 「STARRACEKOMORO」は「KomorokkoFarm&Winery」を含む複合施設で、レストラン棟がある。
 運営は同じく株式会社Greve.t。自家栽培の米や野菜、自社ワイン、地元農産物を使った料理を提供。
 複数のジャンルに分かれており、イタリアン、ジンギスカン、鉄板焼きなどが楽しめる。
 ランチやディナーに加え、カフェやモーニング営業もある。
 総料理長の泉梨乃さんは「地域密着に密着し、皆さんが作ってくれた美味しい野菜やお米などを、皆さんに還元できるような店でありたい」。

 「エキューブこもろ」は、株式会社テムズが開いたJRしなの鉄道小諸駅直結の「駅ナカ」カジュアルバー。
 小諸産ワイン、小諸産日本酒の浅間嶽、小諸産ソーセージなど地元おつまみなどを提供。
 信州ワイン飲み比べセットなども用意している。
 駅直結のため飲酒運転を気にせず地ワインや地酒を楽しめる。
 同社の鷹野義昭社長は「食は観光のリピーターにつながり、観光資源として地産地消を活用することで誘客につながると思う。エキューブこもろは食の案内所のような位置づけになればいいかなと思う」。

◇ ◇
 
 地産地消推進協力店は、小諸の農作物や農産加工物を周知。味わう機会を増やしている小売業、旅館業、飲食業、加工業者などを同協力店として認定する制度。

 目的は、小諸の農産物の魅力や、農業者や推進協力店の思いを広くアピールすること。
 地域農業を知る機会をつくり、小諸農産物や農産物加工品の生産と消費拡大につなげる考え。

 平成22年から募集を開始し、今回も含めて延べ64店舗が認定されている。

 中村会長は「食べることは最も魅力的なアクティビティだと思う。農村部が元気になる、農業をやっている人を元気づけるような地産地消に協力してもらえればありがたい」と話した。