ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

「上田長野地域水道事業広域化協議会」が初会合を上田市の上田駅前ビル・パレオで開く!

テーマ:上田市ニュース

【上田長野地域水道事業広域化協議会のスタート】
【阿部知事のメッセージ動画 】
【規約承認】

 「上田長野地域水道事業広域化協議会」が、初会合を上田市の上田駅前ビル・パレオで開いた。
 将来にわたって安定した水道事業の維持のため、上田市から長野市までの事業統合を目指す。

 広域化は「今後の給水人口の減少」「水道施設の老朽化や耐震化のための更新」「人材確保などの諸課題」に対して、事業体を大きくすることで「専門人材の確保」「危機管理体制の強化」「施設の最適配置」などの効果が期待できる。
その効果により、安定した水道サービスの提供や、料金の値上げ幅の抑制につながると考えられている。

 上田から長野間の事業統合に向けた検討は、厚生労働省が行った水道施設の最適配置調査の結果を踏まえ、上田市、県営水道、長野市、千曲市、坂城町が参加する。
令和3年7月に設置した上田長野地域水道事業広域化研究会で本格化。
 「上田市営水道(給水人口約13万人)」「長野県営水道(給水人口約18万人、上田市、坂城町の全域、千曲市、長野市)」「千曲市営水道(給水人口約7000人)」「長野市営水道(給水人口約27万人)」を連携させ、4つの事業体を1つにする構想。

 上田市では市民への意見募集や市民説明会などを行った。

 広域化協議会は、水道事業を統合するための「広域水道企業団」の設立に向けた検討、協議を行う組織。
 初会合には荻原健司長野市長、土屋陽一上田市長、小川修一千曲市長、山村弘坂城町長、長野県の吉沢正公営企業管理者らが出席。

 協議会の会長に荻原長野市長、副会長に土屋上田市長を選出。

 荻原会長は「水道事業は人口減少に伴い、料金収入の減少、水道施設の老朽化に伴う更新費用の増大など、経営環境が厳しくなることが想定される。大規模災害への対策も喫緊の課題。課題解決と安心安全な水道水を将来にわたって供給するため、広域化は有用な取り組みの一つ。それぞれの市民、町民の皆さんに信頼してもらい、将来世代に負担を先送りすることなく、議会や関係する皆さんにていねいに説明し、取り組んで行かなくてはならない」とあいさつ。

 阿部守一知事のメッセージが動画で届けられ「課題を乗り越えるために広域化は避けて通れない。県としても水道ビジョンを改定して、県内各地で検討を始めてもらっているが、この地域が先頭を進んでおり、他の地域の模範となるような方向づけを行うことを願っている」とした。

★協議会では今後、
 企業団規約
 組織や職員体制
 業務運営計画で下水道事業との連携や危機管理体制
 財政運営で財政計画
 施設整備計画
 住民理解を得るための広報
 広聴の実施ーなどを検討する。

 協議会の事務所は上田駅前ビル・パレオ内に設置。

 各市町からの状況報告もあり、千曲市では広域化へのアンケートで賛成が過半数を超えていること。
坂城町では住民説明会の参加者には一定の理解が得られていること。
長野市では市民アンケートで広域化に取り組むべきなどの回答が7割程度になっているーなどがあった。
しかし、説明会の参加者が少なく、周知に力を入れなければならないことも話題となった。