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長野大学社会福祉学部専門ゼミナールの山浦和彦・副学長のゼミ生が「戦争を語り継ぐ」授業を行う! ★青木村の青木中学校の生徒に

テーマ:青木村ニュース

【中学生に語りかけるゼミ生(右)】
【ゼミ生(中央奥)も交えて少人数のグループで話し合う】

 上田市下之郷、長野大学社会福祉学部専門ゼミ担当の山浦和彦副学長のゼミ生8人は24日、青木村村松の青木中学校を訪れ、2年生27人に「戦争を語り継ぐ」授業を行った。

 同ゼミでは今年度「太平洋戦争の体験者からの聞き取り」や「戦争遺跡を巡るフィールドワーク」などを実施。
活動によって得た知識や思いをより若い世代に伝えようと行った。

 授業では太平洋戦争中の写真などを示しながら、上田に3回あった空襲や戦時下の暮らしぶりについて説明。
 現在の上田千曲高校周辺には「サッカーコート78個分」の広さの飛行場があり、そこから飛び立った特攻隊員10人が戦死したなどと話した。

 そこで少年飛行兵を指導した遊佐卯之助准尉が終戦の3日後、妻子を伴って自決したことを紹介。
生徒たちに「なぜだと思いますか」と問いを投げかけた。
 学生は「遊佐准尉は君たちの命が無くなるときは私の命もないと言っていた。自決は教え子たちへの責任と約束のため。戦争の最中は通常の価値観ではいられなくなってしまう」と述べた。

 そして「いまを生きるわたしたちは戦争を遠い昔の出来事として認識してしまっているが、きょう知ったことを心に留めて身近な人と話してほしい」と語りかけた。

 授業を受けた下形怜愛さんは「戦争が身近な場所であったことは知らなかった。戦後に生まれた大学生がたくさんの知識を持っていたので、わたしももっと勉強したいと思った」。

 平林龍之介さんは「戦争が起これば悲しむ人がたくさん出る。絶対に戦争はいけない」と力を込めた。

 同大3年の伊藤果穂さんは「戦争をしないために何ができるかを自分で考えて、疑問を持ってほしい」。
 同4年の高田一吹さんは「戦争を体験した人の話を聞いて、戦争の凄惨さを肌で感じた。それを自分の中に取り込んで、自分の言葉で語ることに意味があると思う」と話した。

 この授業は青木小学校や上田西高校でも実施した。
 2月には、上田第六中学校で予定している。