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小諸市「愛のりくん」年間利用者数増加!★20歳未満の利便性向上へ試験運行<小諸市議会9月定例会・一般質問>2023

テーマ:小諸市ニュース

 小諸市議会9月定例会は4日、1日目の一般質問を行い、6議員が質問した。

 ◆髙橋公議員は、公共交通について市デマンド交通「こもろ愛のりくん」の状況、社会実験が行われているスマートカーegg、EVバスなどについて質問。
 ◇市側の答弁によると、愛のりくんは令和3年8月に運行時間の拡大やこもテラス内にコールセンター移転などの業務改善を行った。
 年間の利用者数は令和2年度が4万5724人、3年度が4万8786人、令和4年度が5万3824人と増加している。
 利用者の年代は70歳以上が全体の60%以上、20歳未満は4%。
 利便性向上による20歳未満の利用頻度変化を調べるため、12月を目途に1カ月程度運行時間を午後7時まで拡大する試験運行を実施する。
 帰宅した児童生徒の図書館や塾に通う際の利用や、高校生が駅から帰宅する際の利用を想定するという。
 市民から要望がある市域を越えた広域の運行については、近隣自治体の公共交通などと競合しないことを踏まえ検討をしている。
 eggは、期間限定で中心市街地の特定ルートを巡回。
あわせて、施設や店舗などのスポットを知らせる情報発信の仕組みを構築し、小諸に興味をもってもらうことで回遊や滞在を促すことを目的する。
 昨年度、28日間の運行で3300人の利用があった。
 今年5月の運行では6日間で550人の利用があった。
 利用内訳は4割が市民、3割が佐久や上田など近隣住民、残り3割が首都圏など遠方から訪れた人。
 アンケートでは、9割の人が初めて知ったスポットがあると回答した。
 EVバスは、川辺地区の千曲小学校の遠距離通学向けの試験運行や、観光利用としての運行を行っている。
 ◆髙橋議員は「eggの恒久化を求める旨の意見」などを述べた。


 ◆早川聖議員は、郷土の偉人や歴史を学ぶ機会を増やすこととして、木村熊二の功績を偲ぶ行事について確認。
 偉人や歴史を学ぶことは、小諸の認知度向上や発展に良いとし、こうした行事の開催を求める旨の質問を行った。
 ◇木村熊二(1845─1927年)は、明治時代に小諸に私塾「小諸義塾」を開設。
 文豪・島崎藤村や画家の丸山晩霞を教師に招き、質の高い教育が行われた。
 教育のほかにも、三岡地区のモモやイチゴの栽培奨励、中棚鉱泉開発に関わるなど地域産業の発展にも貢献した。
 木村熊二の書斎として移築された水明楼は老朽化が懸念されている。土地の一部が市の所有ではないため、現段階で建物に手を付けるのは難しい。
 全て市の所有とする手続きを進めており、水明楼に修繕などの対応が必要であれば、手続きの完了後となる。

◆このほか質問は
 ▽楚山伸二議員は第11次基本計画の検証と課題について、基本計画は誰のための計画なのか、多極ネットワーク型コンパクトシティの検証、こもろ未来プロジェクト2020の検証、地域の伝統文化の継承についての検証 
 ▽清水喜久男議員は令和4年度決算行政報告における課題等について、令和4年度財政状況の課題、水道事業における水道管路の更新計画の状況と漏水件数、行政運営に関係する公共施設の投資制限額と維持更新経費のかい離の考え方、担税力、令和4年度のふるさと納税の状況、農業生産資材高騰対策、耕作放棄地
 ▽小林一彦議員は小中学校の再編・統合計画について、小諸市学校再編計画策定後の進め方、設計業者の選定を公募型プロポーザル方式で行う理由は何か、基本設計・実施設計を進めるに当たって市民に説明し意見や要望を聴取する機会をどのように設けるか。「重要伝統的建造物群保存地区」の選定に向けた取組
 ▽青木春美議員は持続的な森林整備について、森林環境税(森林環境譲与税)の認知度、小諸市における森林環境譲与税の活用状況、今後の森林環境譲与税の活用方針。森林教育の推進について現状とこれまでの経過、今後の森林教育の取組計画 
 ▽髙橋議員は、令和10年(2028年)国民スポーツ大会の内定小諸市の準備状況、古文書調査室
 ▽早川議員は、学校再編計画に伴う校舎の後利用について公文書館機能を持たせた博物館並びに資料の収蔵庫にすることはできないか。文化財の保存・パトロールの実施状況について、万才海土遺跡における無届け工事の対応状況、「小諸市文化財保存活用基本方針」に基づく史跡等の保存状況はどうか。平和公園や十石坂付近貯蔵施設の利活用。マイナ保険証の在り方─など。