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小諸市が「懐古園の国名勝指定」見据え、長野県指定の手続きへ!<小諸市議会12月定例会・一般質問>2023

テーマ:小諸市ニュース

 小諸市議会12月定例会は4日と5日、初日と2日目の一般質問を行い、12議員が質問した。

 ◆青木春美議員は、全国で被害が相次いでいるクマについて、市内の状況や対応について質問。
  環境省の発表では、今年10月のクマによる全国の人的被害件数は59件、被害者は71人。同時期の記録が確認できる平成18年以降では最多。
 ◇市側の答弁によると、市内ではクマによる人的被害は発生していない。
 一方で、農作物被害は例年発生しており、令和3年度は13件、同4年度は3件、今年度は12月3日現在で16件確認されている。被害内容は、リンゴやトウモロコシの食害や養蜂業被害。目撃件数などは顕著な増加は確認されずに推移している。
 市における対策は、予防的対策として電気柵など侵入防止柵設置に補助金を交付している。
補助は設置にかかる費用の半分が上限の10万円。
ただし、ツキノワグマは県で保護動物となっており積極的な対応はできない。
 また、目撃情報による注意喚起を行っている。
まずは、目撃があった地域の学校に連絡するため教育委員会に伝達。
同時に区長に知らせ、その区を対象に防災行政無線で周知する。状況によっては近隣区や広く情報を発信するケースも想定。
 人間の生活圏とクマの生活圏が重なる地域があることは明確で、早期の喚起に取り組んでいるとする。

 ◆小林一彦議員は小諸諸城址懐古園について、国の名勝指定へ向けた取り組みについて質問。
 ◇市側の答弁によると、懐古園は平成31年に市の名勝に指定。今年6月の市文化財保護審議会では国指定を見据えた県指定の手続きを進めることについて協議。
 現在は、県指定に向けて急ピッチで手続きを進めている。
 今後、地権者に改めて説明し同意を受けた後、来年2月の県文化財保護審議会の諮問に間に合うように準備を進めている。
順調に進めば9月の同審議会で答申を受け、その後の県教委の告示により正式に県指定となる。
答申を受けるまでの間、並行して国指定に関わる準備も進める。
 懐古園の価値としては、公園化に加え、文豪島崎藤村など文化人との関りといった文化的な側面も重要との認識。
このため、史跡ではなく名勝の指定を目指す。

◆このほかの質問は
 ▽楚山伸二議員は、学校再編と長期財政見通し、小中一貫教育、教育現場におけるLGBT理解増進法
 ▽清水喜久男議員は、入園募集が終了した中での保育の状況、農業政策、空き家バンク制度の現状と課題
 ▽髙橋公議員は、小諸市の市民福祉に関する制度、防災行政無線
 ▽中村美奈子議員は、地域医療体制の整備事業、市民の健康づくりと医療の連携、除融雪事業
 ▽土屋さつき議員は、小諸市の防災対策、小諸市学校再編計画、学校におけるICT
 ▽山浦利夫議員は、廃校となる学校の跡地利用、小諸市保育園再配置計画、小諸市公共施設等総合管理計画
 ▽柏木今朝男議員は難聴者支援、認知症施策の推進状況、認知症基本法
 ▽田中寿光議員は、ゼロカーボンシティこもろ、小諸市の自治会運営
 ▽土屋利江議員は、物価高騰対策重点支援地方交付金の積み増し、母子健康づくり事業、超高齢社会における疾病予防
 ▽掛川剛議員は、小諸市学校再編計画、農業政策についてあらゆる自給率の向上、地域防災力の強化―など