<トップインタビュー>2025 ㈱大栄製作所 塩川秀忠社長(59)=小諸市加増= ☆「主力のサクションロール好調」
テーマ:小諸市ニュース

小諸市加増の㈱大栄製作所は、光学フィルムの生産ラインなどに使われる「サクションロール」をはじめとする各種ロールや、省力機械機器などの設計製作を手掛ける。
同市に本社と工場が、福岡県に九州工場がある。
―主力製品のサクションロールについて
かつていろいろな仕事を請け負っていたが、20年ほど前にサクションロールに特化した仕事をしようという方針を立て、お客様の理解や協力を得たうえで本腰を入れるようになった。
7、8年前から好調となり、2022年に過去最高益。
昨年も引き続き好調で、今年6月まで仕事が入っている。
─サクションロールの展望は
アメリカや中国などの情勢も踏まえ、今後も緊張感をもって取り組まなければいけない。
技術の変革は目まぐるしく、いかに対応できるかが重要。
国内では、新たな太陽光電池や蓄電池の産業が徐々に始まっており、それが活発になっていけばサクションロールもまだまだ生き残る道がある。
─コスト上昇など社会情勢の影響は
製品への価格転嫁はそれなりにできており、社員の給料も毎年少しずつ上げていけている。
給料は上げていかなければいけない、そのために製品の価格も上げなければいけない。
それでも選んでいただくには、サクションロールのように自社でしかできない製品を強みにする必要があるのではないか。
─設備について
必要な設備投資は昨年までに、効率の良いかたちでほぼ終わらせることができた。
今後20年は稼働に集中できる。一方で、新工場の建設は検討していきたい。
─地域活動について
災害対応に関して、令和元年に地元石峠区と小諸市と避難に関する協定を、昨年は小諸警察署と同署機能一部移転に関する協定を締結。
社内には地域の防災倉庫も設置し、地域のために備えている。
個人としては小諸新高校開校に向けた記念事業実行委員会の実行委員長を拝命したので貢献していきたい。
─商工会議所の活動について
令和4年11月に会頭に就任した。
昨年、同所創立110周年記念事業の一環としてのど自慢大会を開催した。
多様な方に参加してもらったり、ゲストを呼んだり、賞品を用意したりと、プラスαの内容で楽しんでもらえる企画を練った。
また、多くの人に関心を持ってもらえれば、市内の店で歌を練習する人も増えるなど、にぎわい創出につながるとも考えた。
「コロナ禍」が本格的に終わり、イベントも変化しなければ効果が薄れると予想されるが、のど自慢大会にはヒントがあったと思う。
地域連携にも力を入れ、小海町など南佐久ともいい交流ができた。今後、小諸市の姉妹都市である滑川市の商工会議所や、小諸ご当地グルメ「こもろん味噌焼きそば」でつながりがある太田市などとも、関係を深めたていきたい。
コロナ禍では、会議所が主体的にならなければまちの人が動きにくい状況だったが、今はまちの人も元気になってきたので、これからはまちの人をバックアップしてお役に立っていければ。
そして、また厳しい状況が訪れた時は会議所が力を発揮できるようにしたい。
◇ ◇
創立1972年9月。
資本金1000万円、社員数60人。
営業品目は、一般ロール、特殊精密ロール、サクションロールの設計 製作、機械装置、省力機械―など。



