小諸市デマンド交通「こもろ愛のりくん」年間利用5万6840人前年比4・7%増! <小諸市議会12月定例会・一般質問>2025
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小諸市議会12月定例会は9日と10日、一般質問の2日目と3日目を行い12議員が質問した。
◆竹内健一議員は、多極ネットワーク型コンパクトシティ構想の一環として市役所近くに整備された複合型中心拠点誘導施設「こもテラス」の運営について質問。
◇市側の説明によると、こもテラス全体の運営費は、令和6年度実績で約2200万円。1階のコモールひろばは平均すると常に10人程度が利用しており、時間帯によっては20人程度が利用。
1階の市デマンド交通「こもろ愛のりくん」の窓口は、1日平均15から20人が利用。
同3年8月に糖塚園から移転した2階の高齢者福祉センター「こもれび」については、同6年度利用者数は延べ1万4069人。
開設当初は「コロナ禍」の影響を受けたなかでのオープンとなったが、同4年度以降は利用者数が増加傾向。
同3年度末の登録者は576人、同6年度末には1437人となっている。
中心市街地に移転したことで、利便性も向上していることから引き続き活用を推進する。
なお、移転前の糖塚園利用者は同元年が延べ1万9110人。この時期はコロナ禍前で、入浴料も無料(移転後は200円)だった。
このほか、こもテラス内施設の同6年度の利用者数は、1階の市民活動・ボランティアサポートセンターは1167人、ファミリーサポートセンターは41人234件、3階の病児・病後児保育(こもろスマイル園)は54人。
◇市の考えでは、コンパクトシティとして生活に必要な施設を中心部に集約することで利便性向上や相乗効果が図られ、それぞれ単体で存在するよりも経費削減や効率化につながっている。今後もコスト管理をしながら、運営についても常に改善を図ることに努めるとする。
☆2、3日目の複数議員が市デマンド交通「こもろ愛のりくん」について質問。
◆田邉久夫議員は、運行の現状について質問。
◇市側の答弁によると、令和6年の運行実績は、年間利用者数が5万6840人(前年度比4・7%増)。
運行経費が8667万円余(同比11・5%増)、運賃収入が1097万円余(同比6・6%増)、事業費は7571万円余(同比12・3%増)。
利用者が伸びるとともに、物価高騰や人件費も影響して事業費も増加した。
◆田邉議員は、スクールバスとの連携についても質した。
◆小林哲子議員は、こもろ愛のりくん利用における聴覚障がい者への合理的配慮について確認。
◇市側の答弁によると、聴覚障がいなどにより電話の通話ができない場合は、ファックスでも予約を受け付けている。小林議員は、スマホアプリなどの電話に代わる連絡手段導入や、ホームページなどにファックス番号記載など、電話対応ができない人が利用しやすくなるような見直しを意見した。
◆土屋さつき議員は、こもろ愛乗りくん佐久平便の試験運行について質問。
◇市側の答弁によると佐久平便は昨年に引き続き、11月4日から来年1月30日まで試験運行を実施。
11月末までの1カ月の実績については、総便数54便に対して実際に稼働した便数は19便。延べ利用者数は26人。
一定の需要があるが、市内便に比べると十分に利用されていない状況。
◆土屋議員は、事前広報などの充実や試験運行後の検証などを意見した。
☆芦原中学校区の新校工事費など学校再編事業については初日から3日目にかけて複数議員が質問。
◇市側の答弁によると、新校工事費は基本設計で35億円を目標としていたが、現時点では39億2000万円余に増加する見込み。
増加の内容は、仮設校舎を一部仮設から全部仮設に変更する費用の1億9000万円に加え、キュービクル更新、給食棟のシャッター新設、アスベスト対策、既存校舎省エネ化など。
39億2000万円の財源内訳は、国庫補助金が17億8000万円、地方債が14億6000万円、一般財源が6億8000万円。
今後の増加する可能性のある要素は、議会から要望のあった給食室拡張や多目的トイレ新設、中間教室を2室設置などの設計変更。あわせて、昨今の建築資材の高騰や労務費の上昇も予想される。
現在、実施設計を行っている段階で、正確な事業費は設計完了後に判明する。
芦原中学校区の学校再編事業では、学校建設準備基金から10億円程度の取り崩しを予定。
小諸東中学校区の再編事業ではより多くの事業費が必要なため、9月議会で基金に4億円の積み立てを行った。
今後も財政状況を考慮しながら、積み立てを行う方針。
◆このほか通告の質問は
▽丸山正昭議員は、景観まちづくり事業、指定管理者制度の状況
▽小林哲子議員は、持続可能なごみ処理体制の構築と市民協働による資源循環の促進、市重要無形民俗文化財「二十五菩薩来迎会」の継承と保存体制の強化
▽土屋さつき議員は、小諸市小中一貫教育推進基本方針
▽髙橋公議員は、庁内の行政システムの調達・運用、他自治体とのシステムの連携、セキュリティへの取組
▽中村美奈子議員は、市内小学校、学校再編における費用全般、地域の活性化
▽竹内健一議員は、 こもテラスの運営、18歳未満の医療費完全無料化
▽土屋利江議員は、若者の第三の居場所、保育所運営事業
▽早川聖議員は、小諸看護専門学校の充実・強化、公文書館機能を備えた郷土博物館、芦原新校の充実・強化
▽清水みき枝議員は、来年度に向けた職員確保と処遇改善、救命率の向上
▽小林重太郎議員は、小中学校における学用品等の負担軽減、 不登校の子どもたちの将来の希望をかなえるための「入り口」としてのメタバースの可能性と「COCOLOプラン」
▽掛川剛議員は、 森林環境整備事業、芦原新校基本設計と実施設計・小諸東中学校区の計画
▽田邉久夫議員は、乳幼児のミルク・おむつ支援
─など。



