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小諸市と小諸警察署は「電動車いす(シニアカー)の安全運転体験講習会」を行う!

テーマ:小諸市ニュース

【電動車いす安全指導を受ける参加者】

 小諸市と小諸警察署は、このほど「電動車いす(シニアカー)の安全運転体験講習会」を、滝原の滝原公民館と駐車場で行った。

 電動車いすは、自動車免許を持たない高齢者の生活の足として使われることが多い。
道路交通法では歩行者となり、自動車と同様の通行はできないが、早歩き程度の速度が出る。
荷物を運びながら数十キロの走行が可能なため、農作業や買い物へ行くのに役立つという。

 市内では昨年、電動車いす利用者が被害者となる死亡事故が発生している。
これまで市内では、電動車いすを主眼とした啓発活動は少なかった。
しかし、改めて安全利用を呼び掛けようと、今回の講習会を計画した。

 この日は、近隣の高齢者らが出席。
初めに館内で小諸警察署担当課長が、小諸市の交通事故発生状況や、電動車いすの交通ルールなどを説明。
市内では、高齢者が主な当事者となる人身事故が増加傾向にあることや、横断歩道の利用などを説明した。

 その後、電動車いすの販売業者の協力で、試乗会を実施。
すでに、電動車いすを所有している住民は、マイカーで運転指導を受けた。
 また、電動車いす購入より前の段階で利用が想定される、電動三輪自転車の紹介もあった。

 参加した90代女性は「すでに1台所有しており、畑に行く時に使っている。道路横断などを譲ってくれる自動車もいてありがたい。自分でも急ぎすぎないように気を付けている」と話していた。