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「小諸駅前まちたねリビングミニ作戦」を行う!こもろ・まちたねプロジェクト連絡会議事務局(小諸市、UR都市機構、㈱URリンケージ)

テーマ:小諸市ニュース

【キッズスペースでアンケートに答える小諸高生ら】

【連絡通路階段】
【連絡通路脇スペース】
【停車場ガーデン前】

 こもろ・まちたねプロジェクト連絡会議事務局=小諸市、UR都市機構、㈱URリンケージ=は、このほど「小諸駅前まちたねリビングミニ作戦」を行った。
 通勤通学や観光客らの電車など待ち時間の居場所づくり。
 社会実験として利用者の声を集めた。

 「小諸駅周辺がもっと使いやすい空間だったら」の思いを実現しようと、期間限定で駅前空間を中心におむつ替えスペースやベンチなどを設置。
 「ちょっと使ってみたくなる」ような場所に作り変えた。

 春に行ったプレでは停車場ガーデン前にベンチなどを設置し、今回は規模を拡大。
駅前観光案内所横のスペースにキッズスペース。
東西自由通路脇の空間にテーブルイス。
東西自由通路階段に座布団、停車場ガーデン前にベンチーなどを設置した。

 各スペースには「ご自由にお使いください」とWi―Fiや座布団、ブランケットなどを用意。
 「空間の雰囲気」や「過ごしやすさ」「良かったもの」をシールで集計し、アンケートも行った。

 キッズスペースでは、観光客の親子らが利用する姿があった。
父親は、電車待ち時間の30分の間、駅前商店街のお土産店に買い物へ行き、母親が見守るなか子どもはキッズスペースの絵本やおもちゃで遊んで待っていた。

 夕方、通勤通学の時間帯になると、地元高校生らが迎えの車や電車の待ち時間に、東西自由通路階段の座布団などに座り、脇スペースのテーブルイスではパソコンを開くビジネスマンの姿もあった。

 キッズスペースを利用した小諸高校3年の青木凛音さん(18)は「こういうスペースがあるといいと思う。明りがきれいで吸い込まれた。なつかしい絵本もあった」と話した。

 同プロジェクト事務局で、東京都の㈱URリンケージの都市整備本部計画部の今村玲子次長は「駅前の滞留や歩行者の安全性、小諸の玄関口をどうしていったらいいか考えていく上で最初の一歩。居る時間が増えれば、買い物客などにもつながる。来年も春と秋に実施する予定で、滞在できる駅として市民が求めているものなどアンケートをもとに展開していきたい」と話していた。