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東御市の市長選挙、花岡市長「今年中には進退を表明」<東御市議会12月定例会・一般質問>2023

テーマ:とうみニュース

 東御市議会は4日、12月定例会一般質問の初日に7議員が質問を行った。

 ◆滝澤栄一議員は、市長公約の湯の丸トレーニング施設、ワイン振興施策、子育て子育ち支援など市長自己評価について質問し、残り4カ月余となり、次期市長選への考えを質問した。
 ◇花岡利夫市長は「標高1500mを超える市域をオンリーワンの利点と捉えて、湯の丸高地トレーニング施設の整備を進めたことで、国内唯一の高地トレーニング施設としてトップアスリートが集い、オリンピックなどの国際大会で好成績を上げている。また、水泳、陸上だけでなくトライアスロンも行われている。地元の食材を使ったアスリート食も好評で、市民との交流も進んでいる。施設整備に伴う起債(借金)も10月に完済できた。今後もスポーツを通じて市民の健康づくりの起爆剤としてウェルネス(よりよく生きようとする生活態度)シティとうみを目指していきたい」
 ・ワイン振興については「2015年の千曲川ワインバレー東地区の特区認定により、ブティック(小規模)ワイナリーが次々と誕生し、ワイン用ブドウ生産から商品化販売まで一貫した6次産業化を進めることで市内の経済波及効果を高めた。現在14カ所のワイナリーがある。当初は、ワインツーリズムで訪れる人を増やす関係人口の増加を目指したが、ワイナリー起業や関連産業への参集者など定住人口にもつながっている。祢津御堂(ねつみどう)地区の約24haに展開する本州最大規模のワイン用ぶどう団地も、今後の地域活性化の拠点となる」
 ・子育て子育ち支援では「安心して妊娠・出産・子育てができるまちを目指して助産所とうみを2010年4月に開設。市内5保育園では、園庭の芝生化、トイレやエアコンの整備も進めた。これからも常に子育て世代と伴走するきめ細やかな公的支援を進めていきたい」とした。
 ・次期市長選挙については、4期目の4年間は「台風19号被災」「湯の丸の高地トレーニング施設の起債(借金)」「コロナ禍対策」と厳しく苦しい時期を過ごした。
 だが、それぞれ市民や様々な人々、企業などに支えられて乗り越えてこられた。
 一方で、厳しい選挙も経験してきたことから、後援会などと相談しながら今年中には進退を表明したいと答えた。

 ◆田中信寿議員は、移住定住施策について、直近3年間の状況や移住体験交流施設102について質問した。
 ◇市は、過去3年間の移住者数について、令和2年度が30人、令和3年度が18人、令和4年度が39人だとし、今年度は、10月末現在38人だとした。
移住相談も年々増えており、令和4年度は403件の相談があったとした。
また、その傾向は、世帯主が30代から50代が7割を占め、子育て、現役世代が多いとし、20代から40代の単身世帯も目立っているとした。
 移住体験交流施設102は、和(かのう)地区の旧教員住宅をリフォームし、今年4月から利用を開始した。
県外から移住を希望する人に気候や風土、生活の体験、地域の人との交流体験を提供し移住・定住の促進を図ることを目的としている。
10月までに28世帯60人計83泊の利用があったとし、この内6組が定住へとつながった。
 10月7日には、7組17人の移住者が参加し交流会を開き、壁塗りやおやきづくりなどのワークショップを行った。
参加者は、地域の人たちとの交流以外にも悩み相談など有意義な機会になった。
今後も移住相談員や地域おこし協力隊などと連携し移住者個人それぞれのニーズに合致したオーダーメード型の移住相談体制を構築したいと答弁した。
 ◆このほか、消防団について質問した。

 ◆村山弘子議員は、高齢社会における地域の担い手不足に対して、市の捉えている現状と対応について質問した。
 ◇市は、3人に1人が高齢者となる高齢化率32%の現状の中、少子超高齢化社会は避けて通れない事実だとした。
定年延長により今まで地域の担い手になる60代の役員のなり手不足は深刻。
「コロナ禍」で地域行事の中止やモチベーション低下、ライフタイルや価値観の変化など地域が立ち行かない現状があるとした。 市としても区長会などを通じて負担軽減や役員の見直しにより役務の負担軽減を進めている。
 スマートフォンアプリなどを使う負担軽減策も並行して進め、現役世代や若者、女性などが参画しやすい環境づくりを行いたいとした。
 こうした中、先月16日に市とウエルシア薬局との住民福祉の向上に関する連携協定を締結。
超高齢化社会の地域課題解決の一助として市民の健康増進や地域福祉の向上を図り、市民の心身と健康を守る取組みを進めることとしたと答弁した。
 ◆このほか、不登校の現状と対応について、生涯学習講座の状況と今後の方向性について質問した。

   ◇  ◇

◆このほかの質問は
 ▽瀬田智之議員、東御市スポーツ推進計画におけるスポーツ振興について、市立保育園の園庭について
 ▽山崎康一議員、国の法改正に合わせた東御市農業振興計画の改正について、林道の活用について、市の児童虐待の現状と対策について、子育て・子育ち支援情報の効果的な発信について
 ▽市毛真弓議員、市民や事業所への物価高騰対策としての支援について、木質バイオマス発電所稼働による周辺環境の影響について