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東御市出身の彫刻家、故・竹内不忘さんの親族が「竹内さんが制作したブロンズ像の販売」を計画!

テーマ:とうみニュース

◆竹内不忘さんのアトリエ

 東御市和地域出身の彫刻家、故・竹内不忘さんの親族は、竹内さんが制作したブロンズ像の販売を計画している。

東御市和の住民ら有志でつくる「竹内不忘先生を顕彰する会」協賛。

 竹内さん(1909─2011)は、晩年まで意欲的に活動した。
また、彫刻界の重鎮として美術界に多大な功績を残したという。 多くの作品がブロンズ化され、道の駅雷電くるみの里の「雷電像」や和小学校の「太陽の子」をはじめ、東御、上田、小諸、佐久、東京など地元内外に設置された。

東御市奈良原にはアトリエがあり、ブロンズ像、発表作品や原型、石膏像など大小多数の作品が残っている。

 今回、竹内さんの三男でアトリエと作品所有者の東京都在住の公さんの発案で、アトリエで保管しているブロンズ像20体の販売計画が立ち上がった。
 地元住民が2010年に立ち上げた、顕彰する会の協賛で準備が進んでいる。

 販売予定の作品は1950年代から1990年代に制作されたブロンズ像。
そのほとんどが日展や日彫展に出展されたもの。
 作品のサイズは小型から中型で、一番小さいウサギの作品が高さ13cm、一番大きい人物像が高さ60cm。

 売り上げは顕彰する会の活動資金としても活用される。

 同会は、記念碑の設置や作品展示といった顕彰活動、アトリエの景観整備や保管場所整理などに取り組んできた。
 今後も顕彰事業を継続するとともに、アトリエ見学などの新規事業も計画している。