ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

東御市が長野県助産師会上小地区と「災害時の妊産婦などへの医療救護と支援協定」を結ぶ!

テーマ:とうみニュース

【協定書を持つ青手木上小地区長(右)と花岡市長】

 東御市は、一般社団法人長野県助産師会上小地区(青手木裕子・地区長、会員25人)と「災害時の妊産婦らへの医療救護と支援協定」の調印式を15日、東御市役所で行った。

 大規模災害時に妊産婦らや新生児らへの医療救護や支援などを行う協定。
すでに県助産師会では長野県と協定を締結している。
上小地区での協定締結は今年5月の上田市に次いで2番目となる。

◆協定内容は次の通り。
 ・助産師は
  ▽避難場所などで妊産婦や出産間もない母親や乳児への保健指導と心身ケア
  ▽医療機関などへの搬送要否の判断への助言と連絡調整▽平常時の防災訓練への参加―など
 ・市は
  ▽移動手段の確保の支援▽必要な医薬品や資材の供給
  ▽経費の負担などを行う―など

 調印後、花岡市長は「災害時の要援護者となる妊産婦や乳幼児の支援協定は、心強く大変ありがたい。いつ起きるか分からない災害に連携しながら取り組みたい」と話した。

 青手木上小地区長は「災害時行動マニュアルを策定し、年一回の訓練を続けている。災害時の避難所での生活は一般の人でも大きなストレス。妊産婦のストレス軽減や乳幼児の安全安心が守られるよう支援したいし、平時からの啓発も行いたい」と話していた。