東御市がデマンド交通の運行システム「AI化」で利便性向上! ★<東御市議会6月定例会・代表質問、一般質問>
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東御市議会は20日、6月定例会で「代表質問」と「一般質問」を行い、5議員が質問を行った。
◆日本共産党を代表して窪田俊介議員は、今国会において重大事態での特例を盛り込む地方自治法改正案が成立した事に関して、国による地方自治への介入の危惧についての花岡市長の見解、また4月の市長選に関しての新聞報道で「公選法に抵触可能性」との報道があったが、すべての選挙における公正は絶対であることから、市長と押金光輝選挙管理委員長の見解を質問。
◇花岡利夫市長は地方自治法改正について、今回の改正では、個別の法律に規定がなくても、国民の安全に重大な影響をおよぼす事態が生じた場合に、国が自治体に対して必要な指示を行うことができるとする特例が盛り込まれたものである。
昨今頻発する激甚災害や新型コロナウイルス感染症などの重大事態において地方では対応できない事態も増えているのも事実である。市と国の事前協議や指示範囲を必要最小限にとどめるよう求める一方、自治体してもあらゆる事態を想定し自立できるシステム構築を目指したいとした。
◇市長選挙に関する報道について花岡市長は、今後司法の判断が図られるものと考えており、これに従いたいとした。
押金選挙管理委員長は、司法の判断に委ねられている事案であると理解しており、委員会として特段意見を言う立場にはないとした。また、今後同じようなことが起きないよう、明るい選挙推進活動において「贈らない、求めない、受け取らない」の三ない運動を改めて徹底し、候補者にも公職選挙法の趣旨の理解と実行を強く求めることとしたいと答弁した。
◆ほか、湯の丸高地トレーニング施設、再生可能エネルギーの利用促進、マイナンバーカードと保険証の一体化について質問した。
村山弘子議員は、運行システムをAI(人口知能)化したデマンド交通の利用状況と市民からの声について質問。
◇市は、3月1日から運行車両や運行順序などの配車計画を「AI(人口知能)」が作成し案内する「AIオンデマンドシステム」を導入した。
これにより、今まで5地区にエリア分けされ、エリア間を移動する場合は乗り継ぎ、待ち時間や乗車時間、乗り換えの負担があったが、1エリアに統一したことで乗り継ぎ不要になった。
乗車時間の短縮が図られ、10分間隔での予約が可能。
スマートフォンやパソコンで24時間予約可能となった。
また、電子決済にも対応。
当日の予約をスマートフォンなどに通知したり、車両の到着時間も知らせる機能もある。
この結果、運行開始した3月から5月の2カ月で利用者は5149人、月あたり1716人、1日あたり83人の利用があり、昨年同期比で241人増となった。
また、運行委託する東御市商工会で毎月開催される運転手、オペレーター会議に出席し、運行者側と情報を共有しているとした。
利用者の声としては「乗り継ぎなしで全市内回ることができる」。「スマートフォンがあればいつでもどこでも予約が可能で利便性が高い」。「配車の待ち時間が少なくなった」ーなどの声が寄せられている。
一方で「利用者の増加により、利用が集中する正午前後の時間で予約が取りにくい」との苦情がある。
今後、利用人数に併せた配車台数の検討や運行経路の見直しなど、AIの学習機能を上げながら最適化を図ることでさらなる利便性の向上を図りたいと答弁した。
◆ ほか、地域の遺跡や伝統文化を活かした地域振興、緊急災害時の市の対応と連携体制について質問した。
◆田中博文議員は、健康ウォーキングについて、とうみイキイキ健康ウォーキングマップ活用状況やクアオルト健康ウォーキング導入に至った経過、クアの道の現状と今後の活用方法について質問。
◇市は、とうみイキイキ健康ウォーキングでは市内15コースを設定し、市民が各種イベントで利用している。
ウォーキングマップには、距離、所要時間、消費カロリーのほか、コースでのビューポイントやレンタルポール取扱い場所などの表示がある。
マップは市役所や各市施設、各地区公民館での配布やホームぺージでダウンロードも可能で利活用されている。
ウォーキングイベントなどで延べ1200人余が参加している。
まだ知名度が低いこともあるので、今後は、各種ウォーキングイベントのホームぺージなどでリンクを張りPRするとともに、市内企業にも声掛けし、社員の健康増進に役立ててもらう予定であるとした。
クアオルト健康ウォーキングは、ドイツの「クアオルト(療養地、健康保養地)」で治療として利用されている。
「気候性地形療法(野山の傾斜地+冷気と風の活用)」の手法を使い、日本の自然環境や気候に合わせ、路面の傾斜や変化、安全対策などを講じたウォーキングである。
市が「クアオルト健康ウオーキングアワード2021」で優秀賞を受賞したことで、2023年7月には長野県初の「湯の丸高原、芸術むら公園」の2つコースが「クアの道」として認定された。
クアの道体験会には220人が参加した。
今後は、体験者には指導的役割を担ってもらいながら、日常生活にウォーキングを取り入れて健康づくりにつなる。
市外には、自然景観や地形を生かしたクアオルト健康ウォーキングをPR。
交流人口を増やすとともに地元のワインや農産物などの「食」を取り入れたヘルスツーリズムにつなげていきたいと答弁した。
◆ほか、地域の文化財の保存・継承、新型コロナ5類移行後の東御市の観光について質問した。
★このほかの質問は
▽田中信寿議員、第3次東御市総合計画における農林業振興施策について
▽斉藤哲議員、市発足20周年事業に掲げる刀剣振興事業、切れ目ない幼保小の連携と子育て世帯の支援、水道施設の整備を進めている西宮水源について。



